世界が注目する’ikigai’ とpurpose

2017 / 11 / 11 | 執筆者:二口 芳彗子 Kazuko Futakuchi

英文記事を読んでいるときに、アルファベットで綴られた日本語を見るとはっとします。

フォローしているアメリカの環境系サイト Treehugger で、先日
‘Ikigai’ is the Japanese art of finding one’s purpose in life の記事が。
8月刊行のこちらの本を紹介しています。

日本語がタイトルになっていることに驚きながらも、
どの程度「 ikigai 」が認識されているのだろうと調べると、
世界経済フォーラムのサイトで取り上げられていました。
Is this Japanese concept the secret to a long, happy, meaningful life?

さらに別の記事で、長生きのホットスポット「ブルーゾーン」の1つである沖縄の人々は、
「朝、自分が何のために目覚めたのかを知っていること」を生きがいと呼ぶ、と
書いています。

人生100年時代に突入し、楽しく充実した日々を送りながら長生きすることに、
経済界も注目しているようです。

上述の本にある図は、この言葉の奥深さを分かりやすく説明しています。

英語で一言で言えば、purpose。
元来「目的、意図」を表しますが、この10年ほどで「企業の存在意義(reason for being)」
を意味するようになり、その場合はカタカナで「パーパス」とすることが多くなっています。
「 ikigai 」も、個人の存在意義。「自分は何のために生きているのか」。

今年5月のハーバード大学卒業式でのマーク・ザッカーバーグ氏のスピーチで、
purposeがまさに、生きがいと言う意味で取り上げられていました。

I’m here to tell you finding your purpose isn’t enough. The challenge for our generation is creating a world where everyone has a sense of purpose.
(仮訳)今日この場でお伝えしたいのは、皆さんの生きがいを見つけるだけでは足りないということです。私たちの世代が挑むべきは、誰もが生きがいを感じられる世界を創ることなのです。

自分が心から愛し、得意で、それで収入を得ることができ、
そして世の中もそれを必要としている何か。
それを追い求める強い心を持っていれば、日々生き生きと過ごせるかもしれません。

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