サステナブルなあり方を「個」から実現する
現在の社会のあり方、経済のあり方は、何かがおかしいと感じています。今の延長線上の未来に、私は不安を覚えます。
気候危機やコロナ禍は、これまで見えにくかった様々な歪みを露わにしました。
本当にこのままでいいのでしょうか。いいはずがありません。
無限の成長を前提とした資本主義は限界を迎えています。今この瞬間も、社会や環境の問題は深刻さを増しています。経済的苦境に苦しんでいる人がいます。生息地を脅かされ、息ができなくなっている生き物がいます。
こうした現実から目をそらし、気づかないふりをする。いつか誰かが解決してくれると他人任せにする。
私は、そんな態度を選びたくはありません。
問われているのは、国のあり方。企業のあり方。地域社会のあり方。共同体のあり方。そして私たち自身、つまり「個」のあり方です。
国や企業が変わることを、どこかのリーダーが変えてくれることを、ただ待つのではなく、一人ひとりの「個」が変化の起点となる。私たち一人ひとりが、ものの見方や暮らし方や働き方、思考のあり方を、サステナブルなものに変えていく。
それが、エコネットワークスがミッションに掲げる、「『個』が輝くサステナブルな社会を実現するため、波を起こす一滴の雫になろう。」という一文に込められた思いです。
雫としての「個」を起点につながることで、「受注・発注」から始まる関係性も、サステナブルな社会に向けた変化を起こす「パートナー」という共創関係にできると信じています。
そうした関係でつながった「個」が、それぞれが持つ強みや専門性を活かして協働することで、雫から始まる変化の波を社会全体に広げていきたい。私自身も、エコネットワークスの代表という肩書きを通してではなく、一人の「個」として、パートナーの方々とつながり、実践を重ねていきます。
地球1個分の環境容量の中で、すべての生き物が健やかに生きられる世界。誰もが社会の一員として、尊厳を持って当たり前に生きられる世界。そんなサステナブルな世界をつくっていくために、私たちエコネットワークスは以下のことに取り組んでいきます。
1.本業のサービスを通じて、クライアントのサステナビリティに向けた変化を支援します
2.私たちエコネットワークス自身もサステナビリティを追求し、「個」がつながる新しい組織や経営のあり方を実践します
3.一人ひとりのパートナーがサステナブルなあり方を実践し、エコネットワークスとしても「個」の暮らし方や働き方におけるサステナビリティに向けた変化を後押します
私たちエコネットワークスは、近い将来当たり前となるであろう、サステナブルな組織のあり方、個人の暮らし方や働き方を先取りし、日々、新しいチャレンジを続けていきます。胸を張って、次世代にバトンを渡していくために。
2021年5月
エコネットワークス代表取締役
野澤 健