今とこれからの航路を見つめる場 ステークホルダーミーティング2022-2023

2024 / 2 / 28 | カテゴリー: | 執筆者:EcoNetworks Editor

エコネットワークス(以下ENW)は、2023年12月20日にステークホルダーミーティングをオンラインで開催しました。各地からENWパートナー14名(うち2名は株主)が参加し、1年間を振り返りながら今後への想いを新たにしました。

これまでの実施の様子
2019年:パートナー対象に初めて開催 ステークホルダーミーティング2018-2019
2020年:“ENWの今”がわかる場を ステークホルダーミーティング2019-2020

2021年:「今」と「これから」の想いを共有 ステークホルダーミーティング2020-2021

2022年:ENWの“今”を可視化し未来につなぐ ステークホルダーミーティング2021-2022

しずく

(Photo by ANIRUDH via Unsplash)

今回もこれまで同様、活動報告と株主総会の二部構成で行われました。内容は録画し、当日参加できなかった方のうち希望者14名(うち2名は株主)に後日共有しました。

第一部 活動報告

ENWでは普段リモートかつプロジェクト単位で活動することがほとんどのため、このミーティングは「全体像と1年間の進捗を皆さんと振り返る場」と位置づけられています。ENWパートナーにとっては、組織の活動の全体像を知った上で、一人ひとりが「自分はこれからどのようにENWに関わっていくか」を考える、大切な機会になっています。

まずは、1年間(2022年10月〜2023年9月)を振り返っての全体報告の時間です。コロナ禍を経て3年ぶりに開催されたリアルな集い、初の試みだったエネルギーファンドとインフレ対応ファンド、気軽に安心して話せる相談窓口の正式スタート9団体への寄付など組織内部の主な動きを振り返りました。その後、売上やクライアント数などの数値からも全体を見た上で、次年度の計画が発表されました。

次に「調査・分析」「言語」「コンテンツ」「エンゲージメント」の事業ごとに報告が行われました。どの事業でも主要実績、今後の見通し、達成できたことと課題を伝えた後、次年度にチャレンジしたいことを共有する時間があり、とても前向きな雰囲気で発表が行われました。

続いて、ENWパートナーの日々の活動を支えている組織基盤に関する報告として、TSA(コミュニティ事業)、コーポレート・コミュニケーション、財務報告、寄付活動の報告がありました。ENWでは今年度も新たなプロジェクトの機会に恵まれ、当初の想定を超えた売上を達成することができ、組織基盤に関する取り組みも着実に進めることができました。

第一部の後半に、新たな試みを2つ実施

今年度は第一部の後半に新たな試みが2つ実施されました。1つ目は「質疑応答」の時間です。当日までにステークホルダーから寄せられた質問に、代表の野澤 健さんが回答しました。

2つ目は、パーパス中間報告とグループ別の議論です。ENWでは昨年度、パートナーそれぞれのMyパーパスを考えました。今年度はそこから発展してMyパーパスを重ね合わせ、Ourパーパス(=ENWのパーパス)にまとめる取り組みが進められており、現在は「パーパスを絵本のような形で表現する」という最終段階に来ています。

今回はパーパスとのつながりが強いプロジェクト事例3つの発表の後、パーパス絵本のデザイン提案がありました。その後3人ずつのグループに分かれて20分ほど話し、最後に各グループでの議論を発表し合いました。

第二部 株主総会

第22期の決算報告に続き、繰越利益剰余金の配分方針、第23-24期の財務配分が議題にあがり無事に承認されました。

さいごに

議論の時間には「ステークホルダーミーティングは、ENWの全体像が分かる貴重な場ですね。誰がどこでどんな仕事をしているのか、より明確に分かるようになりました」といった声があがりました。終了後のアンケートには、以下のような感想が寄せられました。

  • 事例発表を聞き、事業を横断したアプローチをもっと進められる可能性を感じました
  • パーパス絵本の案は、ENWのあり方、目指すべき姿、実現したい未来が視覚的に分かりやすく表現されていてとても良いと思いました
  • 議論は短い時間でしたが、仲間と想いを共有しあえたのがとても意義深かったです

多くのコメントに「雫」や「波」といったENWらしいキーワードが用いられていたのが、印象的でした。

大切な振り返りの時間を経て、2023年10月から始まっている今期も「『個』が輝くサステナブルな社会の実現」に向け、引き続き活動していきます。

<当日資料の一部>

ミーティングの位置づけ

ステークホルダーミーティングの位置づけの説明

プロジェクト事例:海外NGOの英日翻訳ご支援での広がり

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