ENW Lab. ENWラボ
寄付のご報告 ENWから9団体へ
エコネットワークス(ENW)は2023年2月、前年度の売上の1%にあたる総額85万4,000円を、環境、医療・福祉、災害支援、子ども・女性などの分野で活動するNPO9団体に寄付しました。選定にあたっては、ENWパートナーへのアンケート調査の結果を反映するとともに、社内の寄付チームで寄付先の活動分野や活動実績、会計報告の状況などを確認しました。以下、寄付先から届いたメッセージをお知らせします。
執筆:新海 美保
<環境>
森を守る「ナショナル・トラスト運動」 公益財団法人 奥山保全トラスト

石川県白山市で開催されたトラスト地ツアー(2022年11月)©️奥山保全トラスト
森から湧き出る水は、あらゆる生き物の命を育み、産業や都市の生活を支えています。しかし近年、全国各地の奥山で「風力発電設備や大型太陽光発電施設の建設」の名のもとに、大規模森林伐採が敢行されています。子どもたちの世代に残すべきは豊かな水源の森です。奥山保全トラストは今わずかに残された「奥山」の自然林を買い取り、保全する「ナショナル・トラスト運動」を展開し、これまでに全国19カ所で2,346haの森を保全してきました。
環境と人権を軸に弱者に寄り添う 認定NPO法人 FoE Japan

世界73カ国に200万人のサポーターを有するFoEインターナショナル ©︎FoE Japan
FoE Japanは気候変動、開発による⼈権侵害・環境破壊、森林保全、原発・化⽯燃料・バイオマスなどのエネルギー問題などに取り組む国際環境NGOです。環境と⼈権を⼀体のものとして活動し、インドネシアやフィリピンでは⼤規模インフラ事業に⽣活を脅かされている人々の声を届ける活動を続けています。また、ミャンマーの国軍クーデター以降、⺠主主義を求めて声をあげる人々の側に立って活動しています。
<災害/多様性>
政変のアフガニスタンやミャンマーで 認定NPO法人 難民を助ける会

ウクライナ国内避難民の子どもたち ©︎AAR
1979年、日本に押し寄せるインドシナ難民を支援するため、民間の難民支援団体の先駆けとして発足して以来、世界65カ国以上で、難民や障がい者の人々への支援、地雷対策などの活動も続けています。日本の被災地のほか、海外ではウクライナ難民・避難民、トルコ地震の被災者への支援、政変により家を追われたアフガニスタンの避難民や、非常事態下にあるミャンマーの障がい者への支援などを行っています。
避難先の地でつくる循環の仕組み「山の農園」 特定非営利活動法人しんせい
東日本大震災・原発事故の影響を受けた障がい者を支援するため、
<子ども・女性>
遺児たちを支える奨学金 一般財団法人 あしなが育英会

街頭募金で寄付を呼びかける子どもたち ©︎あしなが育英会
国内外の病気、災害、
困窮するひとり親家庭へ 認定NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ

毎月2500世帯のひとり親家庭に食品パッケージを届けている ©︎しんぐるまざあず・ふぉーらむ
しんぐるまざあず・ふぉーらむは、2020年からコロナ禍で経済
進学を支える「入学・新生活応援給付金」 公益財団法人 あすのば
子どもの貧困問題の解決を目指すあすのばは、
<医療>
有効な治療法がない病気の人々へ 特定非営利活動法人 ASrid(アスリッド)
Asridは「希少・難治性疾患を取り巻く“ない・少ない”を“ある”に変える」をコンセプトに活動しています。希少・
ENWでは、上記以外にワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップを通して、ルワンダに住むお子さんを支援しています。
ENWでは、2017年から毎年、社会の深刻な課題に向き合うNPOへの寄付を続けています。寄付して終わり、ではなく、寄付金の使途や寄付の先にある社会課題に注目し、NPOの皆さんと一緒になって考え、解決していけるよう模索しています。