3年ぶりの集い 組織と個人のパーパスの“重なり”を考える

2023 / 1 / 10 | 執筆者:岩村 千明 Chiaki Iwamura

エコネットワークスパートナーの集合写真

ひんやりと澄み切った空が広がる2022年12月2日、東京・神田にあるサステ ナブルキッチンROSYでエコネットワークス(ENW)の集いが開催されました。


執筆:岩村千明
静岡県在住のライター。「多様な生き方や価値観」「サステナブルな働き方」などのテーマで取材・執筆活動を行う。ENWでは、企業のサステナビリティ報告書の制作支援などに取り組む。


創業以来20年間、すべてのパートナーがフルリモートで働くENWにとって、リアルで集い、交流する場はお互いを深く知り共に働く上で、とても重要な機会です。以前は年に2回ほど「集い」を開催していましたが、ここ数年はコロナ禍の影響により対面でのコミュニケーションが難しい状況にありました。

約3年ぶりとなった今回の集いには、オンライン参加3人を含む14人が出席。久しぶりに顔を合わせる人や、なかには「初めまして」の人もいたため、参加者同士の交流をメインにしつつ、一人ひとりやENWのパーパス(存在意義)を共有するセッションも実施しました。

※パートナー:ENWの仕事をする人。雇用契約者、業務委託契約者の両方を含む。

MyパーパスとENWのパーパスの“つながり”とは?

ENWでは2020年から中計策定プロジェクトに取り組んでおり、現在のフェーズ3では組織のパーパスを検討しています。その最初のステップとして、今回の集いではパートナー一人ひとりが描くMyパーパスとENWとのつながりを考えました。

パソコンの画面越しにリモート参加のパートナーと語り合う参加者たち

パソコンの画面越しにリモート参加のパートナーと語り合う参加者たち

セッションでは、参加者自身が考えるMyパーパスとENWの存在意義を発表。Myパーパスでは、「一人ひとりが意識することで社会が変わるきっかけをつくる」「コミュニティの編集」「自分にとっての『普通』を追求し続ける」など、仕事という枠にとらわれず実現していきたい未来を語るパートナーがたくさんいました。

My パーパスを考えるワークシート

事前に記入したワークシートをもとに、やりたいこと・できること・求められることの3つの視点から「Myパーパス」を考えました

では、そんなパートナーたちにとって、ENWはどんな存在なのでしょうか。「一人ひとりができることを体現しながら、サステナビリティの実践に向けて伴走する組織」「未来への本質を共に学び合う場」「仕事もプライベートも、強みも弱みも含め全人格で付き合える組織」「互いの弱みを補完し合いながら、安心してチャレンジできる場」など、それぞれが各々の想いを口にしました。

さらに、パートナーのMyパーパスとENWの存在意義が重なり合う部分についてディスカッションを実施。見えてきたキーワードは、「雫と波」「専門性と(一人ひとりを尊重する姿勢によって生まれる)安心感」などでした。このように一人ひとりのパーパスとENWのパーパスが重なる要素を抽出していきながら、今後はENWのパーパスを形づくるものを可視化していきます。

※中計:中期経営計画

サステナブルランチを頬張りながら、語り合う

久しぶりの再会を祝して乾杯するパートナーたち

久しぶりの再会を祝して乾杯するパートナーたち

2時間にわたるセッションの後は、お待ちかねのランチタイム。サステナブルキッチンROSYでは、提供する料理はもちろんのこと、調理器具からスタッフのユニフォームに至るまで全てにおいて環境・人・健康に配慮したサステナブルな素材を扱っています。今回の集いでは、有機大豆のフムスやファラフェル(潰した豆などに香辛料を混ぜ合わせ丸めて揚げた中東の料理)をメインとするVEGANプレートや有機大豆&野菜のカレーなど3種類のランチメニューから、それぞれが好みの料理を選びました。

有機大豆のフムスやファラフェルをメインとするカラフルなVEGANプレート

有機大豆のフムスやファラフェルをメインとするカラフルなVEGANプレート

ステンレス製のストローを使用したドリンク

ステンレス製のストローを使用するなど環境にも配慮したエシカルな空間でした

カラフルで美味しい料理やドリンク、デザートには平飼い卵を使用したプリンや焼き菓子を頬張りながら、お互いの近況を報告したり、今後について語り合ったり。熱いセッションの後でも話は尽きず、あっという間に2時間半が経過。今回初めてENWの集いに参加した人も、「久しぶり」の人も、対面で語り合える喜びを噛みしめながら店をあとにし、それぞれの帰路につきました。

「リアル」から生まれるエネルギーと価値

終了後のアンケートでは、「対面での集いは交流すること自体の価値・意義が高く、その後の共同作業やお互いへの理解、スムーズなコミュニケーションを行う上でも重要だと思った」「それぞれの方が何を大切にしているのか、より理解できた」「抽象的に使いがちな『サステナビリティ』についてENWではどう捉えているのか深掘りできた」といった声が集まり、パートナーや組織に対する理解が深まった様子。

20年間フルリモートで運営してきた組織だからこそ、集いのような場でオンラインとは異なる距離感で相手と接せられることに一人ひとりが価値を感じ、そこから生まれるエネルギーも大きいのかもしれません。今回の集いで交わした意見やエネルギーを事業や組織運営に結び付け価値に変えていくべく、ENWは今後もパートナーと対話を続けながら、その存在意義を模索していきます。

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