Works 実績
東京サステナブルシーフード・サミット「第10回記念レポート」制作
「東京サステナブルシーフード・サミット(TSSS)」は、2015年から開催されているアジア最大級のサステナブル・シーフードイベントです。サステナブルな水産業の実現を目指し、環境持続性や社会的責任など様々なテーマについて多様な組織のフロントランナーが知見の共有や議論を行う場となっています。
背景
10年の軌跡と展望を一冊に さらなる変革を後押ししたい
2015年に始まったTSSSは、2024年に第10回目を迎えました。参加者数はこの10年間で1万人以上にのぼり、TSSSという場を通じて国内外の専門家や企業、政府、NGOなど多様な組織による対話や協働が生まれ、水産業界のサステナビリティの推進を支えてきました。
TSSSを主催※・運営する株式会社シーフードレガシーさまは、10年間の水産業界の変化とともに、TSSSの軌跡やインパクト、さらには未来への展望を発信することで変革をさらに後押ししたいと考え、第10回記念レポートを制作することにしました。エコネットワークス(ENW)は、これまで翻訳や記事制作などを通じて、その品質やサステナビリティに関する知見を同社からご評価いただいていたため、今回のご相談につながりました。
※共同主催者:日経ESG
アプローチ
クライアントのニーズを丁寧に掘り下げ、明確に伝わるレポートへ
ENWはレポート全体の構成、取材・執筆、編集、外部寄稿者とのコミュニケーション、デザインなどを担いました。本レポートは、水産業界関係者にとどまらず、より広い層に向けた発信も目指していたことから、産業の動向や専門用語などを「わかりやすく伝える」ための構成や文章表現を心がけました。また、日英バイリンガルのプロジェクトマネージャーやライターなどによるチームを編成し、20名近い国内外の外部寄稿者とのコミュニケーションや、英文参考資料を踏まえた執筆をスムーズに進めました。
デザイン制作においては、クライアントさまが重視している要素やイメージを確認しながら、記念誌という性質上「堅めのトーンでありつつも祝福の雰囲気を込めた」デザイン像を明確にしていきました。表現やデザイン一つひとつについてクライアントさまとの議論や提案を重ねるなど、丁寧なコミュニケーションを大切にしました。
成果
水産業界のモチベーション向上やさらなる変革の一助に
完成した「第10回記念レポート」は、第10回TSSSで関係者や参加者などからポジティブな反響を得られ、その後増刷もかけられました。クライアントさまからは「サステナビリティに詳しいENWに制作を支援していただき、大変助かりました。また、丁寧に進めてくださり、安心してお任せできました。素晴らしいレポートをリリースでき、大変嬉しく思います」とのお声をいただいています。
本レポートが、水産業界における関係者のモチベーション向上や変革への動きを後押しするとともに、サステナブルな水産業の重要性を社会全体に投げかけるものとなることを願っています。ENWは今後も、様々な産業におけるサステナビリティ推進の一助となるよう、企業の皆さまのご支援を続けていきます。