メーカー「従業員向け環境コミュニケーションガイドブック」企画・制作

背景

グリーンウォッシュ対策を全社で進めたい

近年、実態が伴わないにも関わらず、環境に配慮しているように見せかける「グリーンウォッシュ」に対する法規制が国際的に強化されています。日本でも、環境表示に関する網羅的なガイドラインである「環境表示ガイドライン」(環境省)が13年ぶりに改定されました(詳細はこちら)。こうした動きを受け、あるメーカーさまでは全社でグリーンウォッシュ対策を進めたいというご要望がありました。そこで第一歩として、従業員の皆さまが参照できるような環境コミュニケーションガイドブックの作成をご支援しました。

アプローチ

国内外の基準を理解した上で、実務で使えるガイドに

社内向けガイドブックは、従業員が社会から要請される基準を把握できるものであるとともに、実務で困ったときに参照できるものである必要があります。こうした点を踏まえ、どのような情報を掲載すべきかをご提案し、次のような形でご支援しました。

  • 【最新の法規制や訴訟事例を解説】
    グリーンウォッシュ対策の意義や必要性、背景を前提として理解していただくため、国内外の基準や法規制、訴訟事例などに関する解説を掲載しました。エコネットワークス(ENW)では、グリーンウォッシュの領域に精通したメンバーや、一般社団法人JELF(日本環境法律家連盟)をはじめとする外部専門家との連携のもと、最新の動向を把握した上で情報提供を行っています。
  • 【実務で陥りやすいNG事例と対策を提示】
    基準を理解したとしても、実務では「この表現はどうなのか?」「この訴求はNGか?」など様々な疑問や迷いに直面します。こうした際に参照できるよう、注意すべき項目ごとに、一般的あるいはその企業においてよく見られるリスクの高い表現事例と適切な対策をまとめました。
  • 【正しく理解して発信するための用語解説も】
    サステナビリティ領域では、海外から入ってくるカタカナ用語を含め、様々な概念や用語があります。従業員一人ひとりの認識や理解レベルは異なり、分かっているつもりでも、実は理解しきれていないといったケースもよくあります。正しく理解して使わなければ、意図せずグリーンウォッシュに加担するリスクがあるため、押さえるべき用語とその解説も掲載しました。
  • 【シンプルで分かりやすいデザイン】
    こうしたガイドブックは、網羅性を高めようとするあまり、情報量が多くなりがちです。従業員の皆さまが参照・理解しやすいよう、なるべくシンプルなページデザインを心掛けるとともに、理解の助けとなるような図解やイラストも盛り込みました。

成果

様々な部署で広く活用 訴求の見直しや方針策定にも

本ガイドブックは、社内の様々な部署で活用され、グリーンウォッシュに対する関心喚起や意識の向上につながっています。また、ガイドブックをきっかけに、既存の訴求におけるリスクの発見や見直しが行われたり、環境訴求に関する方針が議論されたりと、具体的な対策も進みつつあります。ガイドブックを活用した社内研修や対話を進めていくことも、今後さらに対策を広げていく上でカギになります。

ENWでは、長年にわたるサステナビリティ・コミュニケーション支援を通じて、グリーンウォッシュにならず、かつ環境価値を効果的に伝える表現や発信方法に関する知見を蓄積しています。今後もこうした知見を活用しながら、環境課題の解決に貢献する企業の皆さまが、リスクを予防するとともに、信頼性と価値を向上するためのご支援を行っていきます。

支援サービスに関する詳細はこちら


その他の実績:
Our Stories:企業のグリーンウォッシュ対策を伴走支援
メーカー「グリーンウォッシュ対策ハンドブック」日本語版制作

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