SDGs市民社会ネットワーク「SDGsボトムアップ・アクションプラン 2020春版」日英翻訳

© SDGs市民社会ネットワーク

一般社団法人 SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン)さまは、持続可能な世界の実現を目指して2016年に設立されたネットワーク組織です。日本のCSO(市民社会組織)・NGO・NPOを中心に、約150団体が参加しています。

【SDGsジャパンのミッション】
「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に則り、次世代を含むすべての人が貧困、格差、不平等や差別、様々な形態の暴力、健康の不安から解放され、個人の多様性が尊重され、自然環境と共生し豊かさと人権を享受できる、平和で公正で包摂的な社会の創造に貢献すること。

背景

政府のSDGsアクションプランを、市民社会の視点から補う

SDGsジャパンさまは2020年春に、市民社会からの政策提言集『SDGsボトムアップ・アクションプラン 2020春版』を作成されました。

日本政府が毎年発表する『SDGsアクションプラン』を市民社会ならではのボトムアップの立場から補完するもので、誰一人取り残さない社会の実現のための施策を提案しています。

具体的には、
・ SDGsを理念とした政策の立案・実施・評価のあり方
・ 政府が示す日本のSDGsモデルの三本柱に対する、ボトムアップの三本柱
・ 新型コロナウイルス感染症対策で重視すべきSDGsの視点
といった内容が示されています

エコネットワークスは「パート1:SDGsの全体政策について」の全文と「パート2:各優先課題への政策提言」の抜粋の英訳をご依頼いただきました。

アプローチ

同じ紙面スペースで和文英訳を実現する

日本語から英語に翻訳する場合、必要な紙面スペースが2倍近くに増えることが一般的です。それを避けるためには、正確性を堅く守りながらも、コンパクトに訳すことが欠かせません。

エコネットワークスはこれまで、サステナビリティレポートなどの翻訳を通じ、日本語と同じ紙面スペースで納めるスキルを培ってきました。経験を活かし、フォントサイズをできるだけ下げずに済むよう、調整しました。

出来上がった英訳はこちらです。SDGs Bottom-Up Action Plan Spring

成果

国際的な市民社会ネットワークへの報告にも

英語版は、国際的な市民社会ネットワークへの活動報告ツールとしても、活用されています。

今回のアクションプラン以外にも、SDGsジャパンさまでは書籍「基本解説 そうだったのか。SDGs 2020」や子ども・若者向けのハンドブックなど、さまざまなツールを公開されています。下記のサイトよりぜひご覧ください。

SDGsジャパン 書籍などのご紹介 https://www.sdgs-japan.net/shop-1

ご担当者さまの声
一般社団法人 SDGs市民社会ネットワーク 事務局 久保田将樹さま

エコネットワークさまにはサステナブルな社会の実現というポリシーのもと、とても丁寧な英語翻訳をいただきました。特に、日本語をそのまま直訳するのではなく、専門分野で国際的に使われている語句を補足説明も添えてご提案いただき、その正確さに深く感謝しております。本資料は日本の市民社会からの政策提言集として、国際会議などの機会に世界のCSOネットワークに紹介しております。

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