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GRI「セクター別スタンダードGRI 12、13」英日翻訳
GRI(Global Reporting Initiative)は、オランダ・アムステルダムに本拠地を置く非営利団体で、サステナビリティレポートにおいて多くの企業が参照する「GRIスタンダード」を発行しています。
背景
前回に引き続き、セクター別スタンダードの日本語訳を担当
2021年の共通スタンダードの改訂に続き、現在40にわたるセクター別スタンダードの策定も順次進められています。
エコネットワークスでは、前回ご依頼いただいた、共通スタンダードGRI 1〜3およびセクター別スタンダードGRI 11(石油・ガス)の日本語訳に引き続き、GRI 12(石炭)とGRI 13(農業・養殖業・漁業)の日本語訳を担当しました。
アプローチ
メンバー各々の知見を活かし連携して、各セクターに沿ったより適切な表現へ
とりわけ、セクター別スタンダードは各業界の専門用語も多く使われていることに加え、原文では同じ英単語が使用されている場合であっても、それぞれのセクターで使用されている文脈に合わせ、訳し分けが必要です。例えば、「refining」は、石油・ガスについては「精製」、石炭については「選炭、選別」とします。
そのため、翻訳チームのメンバーそれぞれの経験や知見を活かし、石油・ガス、農業・養殖業・漁業各セクターの背景を含め綿密にリサーチを行い、GRIスタンダードの内容を深く理解しながら一字一句丁寧に確認を進めました。そして、チーム内でクロスチェックを実施するとともに、日本語版を査読してくださるピアレビューアーの皆さまともご相談させていただき、各セクターに合ったより適切な表現となるよう注力しました。
今回のGRI 13(農業・養殖業・漁業)の翻訳では、環境はもとより、特に企業活動が生態系にもたらす影響についての理解が深まり、新しい発見がありました。関わったメンバーがそれぞれGRIスタンダードの内容を深く理解し、特有の表現を学ぶ機会になっています。
成果
日本企業のサステナビリティの取り組みを後押しするスタンダードへ
今回翻訳を行ったGRIセクタースタンダード12(石炭)、13(農業・養殖業・漁業)の日本語版はこちらに公開されています。
私たちが翻訳した日本語版が、日本企業の皆さまのさらなるサステナビリティ推進のための一助となることを願っています。