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グリーンピース・ジャパン「ネオニコチノイド系農薬の環境リスク報告書」英日翻訳
背景
最新の科学研究により、リスク認識を新たに
ミツバチへの影響が問題視されているネオニコチノイド系農薬。
各国で規制が進む中、日本ではこの農薬の環境リスクへの認識が低く、この農薬使用への規制がまだありません。
英国サセックス大学に委託された報告書の英日翻訳をご支援しました。
アプローチ
専門用語の訳出をリアルタイムでディスカッション
この報告書は、ネオニコチノイド系農薬が標的としない生物への影響を調べた科学的証拠(2013年以降に論文発表されたもの)を収集・要約してまとめています。
膨大な専門用語が使われており、クライアントや関連専門機関の資料をリサーチするため、時間も手間もかかります。
そこでチーム内でリサーチした結果を、Googleスプレッドシートを使って共有・検討し、ベストな訳を迅速に決定。同時に訳語の統一も図ります。
成果
情報に基づく意思決定に役立つことを期待
グリーンピース様はこの日本語版の発表と同時に、環境省に対し、危険な農薬の規制を求める要望書を提出しました。
生態系保全や農業の安全にとって重要なこの問題がしっかりと議論され、適切な意思決定が行われることを期待します。
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン プレスリリース:
グリーンピース、英国サセックス大学に委託した新レポート発表 環境リスクの高いネオニコチノイド系農薬の規制を求め、環境省に要望書提出
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2017/pr20170621/
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参考 各国の動向:
欧州連合(EU)は2014年以降、ネオニコ系農薬3種と浸透性農薬1種の一時停止措置を実施、今年はその全面禁止も提案される見通し。
アメリカでは、ネオニコ系農薬4種にハチへの有害性のラベル表示が義務づけられているほか、メリーランド州ではこの農薬の全面禁止法案が通過し、 2018年より発行となる。