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カーボン・トラッカー・イニシアチブ(CTI)化石燃料のリスクに関するレポート 英日翻訳
背景
気候変動リスク――世界で最も重要な課題
産業革命前の水準に比べ地球の平均気温の上昇幅を2℃に抑える「2度目標」の実現に向けて、私たちは温室効果ガスの排出削減を加速度的に進める必要に迫られています。
気候変動リスクは、貧困や食糧安全保障など、その他の重要課題にもたらす影響も大きく、SDGsの17の目標にも13.「気候変動に具体的な対策を」と組み込まれています。
イギリスの独立系シンクタンクであるCarbon Tracker Initiativeさまは気候変動リスクの問題に着目し、化石燃料に関する投資が座礁資産となるリスクに、投資家の注意喚起を呼びかけています。
「燃やせない炭素」「カーボン・バブル」「座礁資産」などをキーワードにさまざまなレポートを次々に発表。日本での講演に先がけ、日本語版の準備を検討されていました。
アプローチ
必要とされていたのは、気候変動とエネルギーの専門性
東京都の気候変動対策やIPCCのAR4、COP関連の資料の翻訳などをご支援した実績から3つのレポートとプレスリリースの英日翻訳と日本語版の制作をご支援しました。
成果
パリCOPに向けたレポートの発行もご支援
その後も、2015年12月に開催された国連気候変動パリ会議(COP21)に向けてホームページを多言語化(8言語)されるにあたり、日本語ウェブサイトの英日翻訳を担当いたしました。
トップページで公開中の化石燃料への投資リスクに関する最新の5つのレポートやプレスリリース、アンソニー・ホブリーCEO他からの重要なメッセージを伝えるブログも、全てご支援。
特に、『座礁資産2兆ドルが危険域に』 のレポートは、11月下旬に英語版が完成したと同時に翻訳をスタート、4日間で要旨のPDFを完成。ご要望通り、COP開催に間に合わせることができました。ウェブサイト・コンテンツの翻訳も、お気軽にお問い合わせ ください。
「座礁資産2兆ドルが危険域に」要旨
「燃やせない炭素 2013 資本浪費と座礁資産」要旨
原文:Unburnable Carbon 2013 report
プレスリリース:「資本浪費と座礁資産」
「炭素供給の費用曲線:石炭への資本的支出における金融リスクの評価」要旨
原文:Coal Report 2014
プレスリリース:「潮目が変わりつつある石炭産業―高コストで投資に見合わない新規鉱山」