「サーキュラーエコノミー社内浸透ワークショップ」企画・運営

(Photo by prachid via AdobeStock)

背景

全社浸透に向け、知識向上と自分ごと化を

近年、気候変動対策と連動して、サーキュラーエコノミー(CE)への取り組みが進んでいます。従来進められてきた3R(リデュース・リユース・リサイクル)にとどまらず、再生可能資源などを効率的に利用しながら資源循環を進め、廃棄物そのものを出さない仕組みへの転換が、今企業には求められています。

あるメーカーさまでは、サステナビリティ戦略の重要課題の一つにCEの推進を定め、CEに関する全社浸透・社内啓発を進めようとしていました。同社では、長年リサイクルへの取り組みは行われてきたものの、CEの概念やアプローチについては社内にあまり浸透しておらず、知識向上や自分ごと化が必要とされていました。そこで、サステナビリティ領域と社内外コミュニケーションの双方に専門性があるエコネットワークス(ENW)にご相談がありました。

アプローチ

分かりやすい解説 × 参加型グループワーク

CEの基礎知識や国内外の動向を分かりやすく伝えながら、従業員の皆さまが各職務で取り組むべきことを認識できるよう、ENWはCE解説セッション(前半)と参加型グループワーク(後半)を組み合わせたワークショップをご提案し、次のような形で実施しました。内容設計にあたっては、先行するEUの動向に詳しいメンバーやファシリテーションに長けたメンバーなどによる最適なチームを編成してご支援しました。

【基礎解説】

・同社がCEを通じて目指すこと・位置付け・これまでの取り組みなど、押さえるべき背景情報の共有

・CEの概念やポイントの解説

・先行するEUの動向や法規制の解説

・国内外の企業の取り組み事例と、これらの事業・社会面でのインパクトを提示

【自分ごと化に向けたグループワーク】

・ユーザーの視点で、製品を長く持続的に使うためのポイントを考える

・CEの根幹をなす概念図「バタフライダイアグラム」に、自社事業を当てはめながら、現状と課題を把握

・CE推進に向け、所属する部門で取り組むべきことを検討・議論

成果

「現在地」を認識し一歩先へ 次につながる設計・仕組みに

ワークショップを通じて、CEの観点で事業全体を見つめ直し、現状と課題を認識することは、課題解決への第一歩となります。また、企業視点だけでなく、ユーザー視点でもCEがもたらす価値を考えることで、取り組みの意義への理解や、実践へのモチベーションにつながります。

また、CEに関する知識だけを提供しても、実務にすぐ落とし込めるわけではないため、その先の道筋も考えた社内啓発・研修の設計が重要です。同社は、今回行ったワークショップを組織全体に展開する予定であり、ENWは今後も社内浸透の段階に合わせたアドバイスやファシリテーションなどに関わりながら、その先の実務展開につなげられるようご支援していきます。

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