正しく使えてますか? ハイフンとダッシュ

2022 / 12 / 5 | 執筆者:Yasuko Sato

ハイフンとダッシュの使い方には細かなルールがあります。過去にENWのブログでもご紹介したことがありますが、今日は表記ルールを少し掘り下げて確認します。(参考資料には、『The Chicago Manual of Style(seventeenth edition)』とWriter’s roomの記事を使用しました。)

ハイフン

ハイフンは、複合修飾語を作るときや、数字や接頭辞に使います。
例:dog-friendly restaurants、son-in-law、fifty-eight students、30-minutes、ex-colleague

エムダッシュ

ダッシュには短いエンダッシュ(en dash, –)と、長いエムダッシュ(em dash, —)があり、単に「ダッシュ」という時は、エムダッシュを指します。エムダッシュは、文中に追加の情報を挿入するときに、カンマや括弧、コロンの代わりに使うことができます。

例:
・Used textbooks—that is, the ones sold in the campus bookstore—can be bought at a discount.
・His room is painted two colors—red and white.
*一般的に、エムダッシュの前後にスペースは入れません。(入れている場合もあります)
*イギリス英語では、エンダッシュの前後にスペースを入れてエムダッシュとして使います。

エンダッシュ

エンダッシュは数字の範囲や期間を表す場合に使います。
例:chapter 10–15、January 2020–December 2022、Shohei Ohtani (1994–)

また、複合修飾語にも使いますが、これはハイフンの使い方と似ていて少し複雑です。ハイフンは前後2つの語をつなげるのに対し、エンダッシュは3つ以上の単語のつながりを表します。
例:
・The post–World War II years
・Country music–influenced lyrics

この用法については、読者がエンダッシュとハイフンの使い分けをほとんど認識していないため、読み易さを考えると、多用は禁物です。例えば、2つ目の例は、Lyrics influenced by country musicのように書き換えることができます。

上記のようなルールはありますが、実は、例えばAPスタイルのようにエンダッシュは使用せずハイフンで統一している媒体もあります。前後のスペースの有無やダッシュの使用方法については、どれを選ぶにしても、文章全体で統一されていることが大切です。

補足(入力方法)

ハイフン(-):[-]
エンダッシュ(–):[Ctrl] + [-](テンキーがない場合は[2013]に続いて[Alt] + [x])
エムダッシュ(—):[Ctrl] + [Alt] + [-](テンキーがない場合は[2014]に続いて[Ctrl] + [Alt] + [x])

あるいは、エンダッシュは、[2000] [スペース] [-] [スペース] [2022] [スペース]と入力すると、自動的にハイフンがエンダッシュに変わります。(2000と2022は任意の数字。)[–]の前後に余分な半角スペースができるのでこれを削除します。
*注意点として、日本語フォントになっていると、エンダッシュの後に変な隙間ができてしまいます。その場合は英語フォントに修正します。

Photo by fancycrave1 on Pixabay

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