子どもたちの行動力に学ぼう

2021 / 5 / 26 | 執筆者:Yukiko Mizuno

イギリスの大手スーパー ウェイトローズは、今後、プラスチックの付録付きの子ども向け雑誌を販売しないと発表しました。きっかけとなったのは、10歳の女の子の行動です。

イギリスのウェールズに住む小学生のスカイさんは、購読している雑誌にプラスチックのおもちゃがついてくることに疑問を持ちました。すぐにこわれてしまうものもあるし、そもそもいらないものが多いのです。そのうえ、おもちゃは外国で作られ、プラスチックに梱包され、海を越えて運ばれてきます。プラスチックの付録は「カーボンフットプリントが大きいうえに、すぐに捨てられて地球を汚してしまう」と考えたのです。

スカイさんはプラスチックの付録の廃止を求める署名活動を始め、新聞に投稿し、SNSで情報を共有しました。その活動はテレビやラジオで取り上げられ、国会議員や地方議会議員もこの問題を提起するようになりました。冒頭のウェイトローズの発表は、こうした流れのなかでの出来事です。

ナショナルジオグラフィックのウェブサイトに、スカイさんのインタビュー動画が掲載されています。世の中を変えたいと考える子どもたちにアドバイスはありますか? と問われたスカイさんは、こう答えています。

Yes. So I think you need to do something because I at first just looked at these magazines and went “This is wrong” and then I decided to do something…
はい。なにかをやってみるのが大事だと思います。わたしも最初は、雑誌を見て『これはおかしい』と思っただけでした。それから、なにかをしようと思ったのです……(試訳)

最近読んだ別の記事には、日本の子どもたちが「やってみよう」を実践した例が紹介されていました。給食牛乳のストローをやめようと考えた小学生が、1年間ストローを使わなかったのです。ストローの数は年間1人200本。5人の生徒が、合わせて1000本のストローを節約しました。

頭で理解していても、具体的な行動につなげるのはなかなか難しいものです。「これはおかしい」を「やってみよう」に変える子どもたちの行動力を、大人も見習わなくてはと思いました。

Photo by Brett Jordan on Unsplash

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