和製英語には要注意

2021 / 3 / 29 | 執筆者:EcoNetworks Editor

先日、翻訳仲間と雑談している中で、和製英語の話題になりました。「ハローワーク」や「Go Toトラベル」など、イメージが明るくなったり、定着しやすくなったりする一方で、和製英語は使い方によって、かえってわかりにくい表現となることがあります。

ある時ラジオで耳にしたのが「ワンウェイプラスチック」という言葉。調べてみると、省庁や市町村など公的機関のウェブサイトでも使用されており、「ワンウェイ(使い捨て)プラスチック」のように、多くの場合、日本語の説明が添えられていました。

英語では「使い捨てプラスチック」はSingle-use plasticなので、「ワンウェイプラスチック」は、日本語としても英語としても、わかりにくい表現といえます。

また、和製英語を英語に訳すときも注意が必要です。最近よく目にするのが「ウィズコロナ時代」という表現。英語でwith corona eraを検索すると、ほぼすべて日本語を翻訳したサイトです。一見英語に見えるため、そのまま英文に組み込まれてしまっていますが、例えばin the time of COVID-19のように訳すのが英語としては自然な表現です。

ガーディアン誌によると、大手企業のスローガンでも、英語話者が首をかしげてしまうような、伝わらない表現が使われていることがあるといいます。

スローガンやキャッチコピー(キャッチコピーも和製英語です)は、多くの人の目に触れるうえ、長く使っていく言葉でもあります。重要な意味を込めた響きの良いフレーズであることに加え、日本でも英語でも正確に伝わる表現であることが重要です。

英語のフレーズを使うのであれば、シンプルな言葉であっても念のため英語ネイティブに確認を取るべきです。

英単語を自由自在に取り入れて生み出される和製英語。それは日本語の面白さでもありますが、英単語があまりに自然に日本語に溶け込んでいるがゆえに、伝わりにくい表現になっていても気付きにくいのかもしれません。和製英語は日本語で使う時も、英語に訳すときも、正しく伝わる表現になっているか、第三者の目で確認することが大切です。

(翻訳者、翻訳コーディネーター/ Yasuko Sato)

Photo by Gerd Altmann on Pixabay

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