ファッションの7R

2019 / 11 / 26 | 執筆者:山本 香 Kaori Yamamoto

廃棄物を削減し、循環型社会を目指す取り組みの一環として、「リデュース」、「リユース」、「リサイクル」の3Rは広く認識されつつあります。
ごみの分別や買い物袋の有料化、プラスチックストローの廃止などを通じて、身近に感じる機会も増えてきました。

この3Rより一歩進んだ取り組みがアパレル業界で進んでいます。
今回は、ファッションのサステナビリティ推進に取り組むNPO「Fashion Takes Action(FTA)」が掲げる7R(Reduce, Reuse, Recycle, Research, Repurpose, Repair, Rent)をご紹介します。

FTAのHPでは、それぞれのRについて、消費者の立場でできることが具体的に提案されています。たとえば、、、

Research(調べる)
・「Good On You」などのアプリを活用して各ブランドのサステナビリティへの取り組みを調べた上で、どこで服を買うか決める
・衣服を長持ちさせるためのお手入れ方法を調べる(色落ち、伸び/縮み、シミは正しくお手入れをすれば避けられる)

Repurpose(別の用途で使う)
・破れたレザーやデニムをバッグに、Tシャツをトートバッグや枕カバーにするなど、別のモノに作りかえて使う

比較的なじみのあるReduceやReuse、Recycleのほか、最近ではRepair(修理)やRent(レンタル)に関しても、Patagoniaの「Worn Wear」やH&Mのレンタルサービスなど、各ブランドが消費者を巻き込んださまざまな取り組みを進めています。

7Rの本質は“今あるモノをムダにせず、使い続けること”。

こちらの関連記事にある次の一文がそのことを分かりやすく伝えていて印象的です:

Clothes need not just one but multiple lives.

(試訳:服には、一つだけじゃなく、いくつもの命が与えられるべきだ)

ファッション業界をとりまく数々の問題を解決しようとさまざまな取り組みが行われていますが、その動きを力強く後押しできるかどうかは消費者の行動にかかっています。

私自身も、いち消費者として、「買う」「手放す」の選択の前にまずは今一度よく考えることを習慣にしてきたいと思います。

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