サーキュラーエコノミー(循環経済)の5Rアプローチ

2018 / 11 / 6 | 執筆者:二口 芳彗子 Kazuko Futakuchi

10月22、23日に横浜で環境省とフィンランド・イノベーション基金(SITRA)との共催で
開催された世界循環経済フォーラム2018
約85カ国、1,000名以上の方々が参加する中、循環経済に関する世界中の好事例の紹介や、
SDGsの達成に向けた循環経済の役割などについて議論が行われた、と報告されています。

同時期に開催されたサイドイベントに参加したパートナーによれば、
海外に拠点を持つ日本企業の関心が高かったとのこと、
ようやく日本でも主流となってきた感もあります。

一方でEUがサーキュラエコノミー戦略に着手したのが2015年。
約3年の遅れを取り戻すためにも、分かりやすい表現はないかと探したところ、
米国に本社を置くアパレル企業
VFコーポレーションのレスポンシビリティサイト
見つけました。

(分かりやすくていいなと思った箇所に赤線を書き込みました)

循環型のビジネスモデル
すべての資産を最大限に活用する

私たちは、直線的な製造システムは、 増え続ける人口と限られた資源という課題を抱えた
地球にとって、サステナブルではないと考えます。
「資源を使用し、製造して、廃棄する」アプローチでは、
アパレル業界は貴重な金融・環境資産を失うことになります。
VFがめざす循環型のアプローチでは、
資源は繰り返し使用され、使用済みの製品も可能な限り製造サイクル内に維持される、
あるいは別の製品に生まれ変わり、廃棄物はほとんど発生しません。
(試訳)

直線的な経済(linear economy)を象徴する”Take, make, waste approach”。
これに対応する循環経済(circular economy)のアプローチは
“Reduce, reuse, repair, re-manufacture, recycle approach”。
これまでの3Rに
「修理する(repair) 」と「別の製品をつくる(re-manufacture)」が加わっています。
VFによる定義はこれをやさしい英語を使って表現していて、より広いステークホルダーに届くものになっています。

7月に欧州で実際にサーキュラエコノミーのプロジェクトに携わるドイツとオランダの
パートナーを迎え、現地の様子を聞き共に学びを深める少人数の勉強会を開催しました。
企業から有志の方々と、オンラインでフィンランドや国内在住のENWのパートナーも参加し、有意義な時間となりました。

今後も、関心のある方との勉強会やワークショップに取り組む予定です。
参加をご希望の方、ぜひご連絡ください。

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