モノを「つくる」

CraftmanshipPhoto by Christian Senger

前回のブログで、私たちのチームがキャッチコピーや見出しを
どのように作っていくかをお伝えしました。
読者の心をつかんだら、詳細な情報を伝える本文でも工夫します。

翻訳では、簡単な言葉ほど難しいと感じます。
例えば、チームの2人が「取り組む」と言う表現についてそれぞれ
名詞編動詞編のブログを書いています。
ページビューが多いので、悩んでいる方が多いことが伺えます。

先日、ある企業さまのレポート翻訳で、キャッチコピーの
「モノづくり」という言葉をどのように訳出するか、
クライアントと意見交換をしました。

日本人らしい丁寧で細かい仕事を印象づける「モノづくり」は
英語の一言では難しいですね、でも
monodukuri とそのままローマ字表記にしてはイマイチ。

職人気質を持って精緻を極める技術力で製品作りをする。
そんな簡潔な表現はないだろうか。
ローマ字表記にしないという点では、チーム内で意見が一致していました。

アイディアを出し合った結果、私たちのチームからの提案は、
innovation と technology でした。
理由は、その企業さまが今、前面に打ち出している製品が
時代の最先端を行く革新的技術を採用したものだったからです。

クライアントの反応は、innovationは使いたくない、
でもtechnologyでは伝えきれないように思う、というもの。

そこで本文の1行目を見ていただきました。
本文の「製品を作る」の英文を create products としたのです。
顧客があっと驚くような発想と想像力で製品を生み出す。
その特徴を、製品を「創造する」と表現したのです、と。

クライアントの編集会議の結果、OKが出ました。

make products などとシンプルに表現することもできますが、
例えば保険商品のように実際に手に取れないものもあります。
そのような場合は、design products とします。

細かいところもしっかりと作り込む。
厳しいスケジュールとの戦いですが、私たちのチームへの期待に
ベストを尽くしてお応えしていきます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

言葉にまつわるエトセトラを募集中!

この単語の訳にいつも頭を悩ませる……よりよい英語表現が知りたい……
このブログで取り上げてほしいワードがあればこちらよりご連絡ください。

    お名前
    メールアドレス
    取り上げてほしいワードなど

    * 内容についてお問い合わせをする場合があります
    * すべてへのお答えをお約束するものではありません
    * CSR、サステナビリティ分野の内容を優先します

    プライバシーポリシーに同意する