英語のイディオム 資料やプレゼンで使いこなそう

先日、久しぶりに英語独特の慣用表現(イディオム)が満載の資料を
弊社で翻訳する機会がありました。

慣用表現に共通する特徴やメリットは、

  1. 簡単な単語が使われている
  2. 絵が頭に思い浮かぶ
  3. 生き生きとした表現である

点が挙げられます。
今回は、企業の事業戦略や市場分析などでよく使用する表現をご紹介します。

elephant in he roomPhoto by Guian Bolisay

An elephant in the room
「見て見ぬふりをされているものや問題」を表します。
このフレーズをキーワードに検索すると、画像もたくさんヒットします。
よく使われる表現なのですね。日本語で「部屋の中の象」といっても通じませんが、英語ならピンとくる表現のようです。

deep divedeep dive
リサーチしたところ、英英辞典で
An in-depth or comprehensive review of a topic.
と説明があり、do a deep-dive on ~ / a deep-dive analysis といった表現が見られます。

日本語は「深く掘り下げる」と言い、英語でも同じような表現 dig deep (詳しく/徹底的に調べる)がありますが、analysis とペアで検索するとdeep diveのヒット件数の方が多く「深く潜る」が好まれて使われるようです。

Photo by Oregon Department of Fish & Wildlife

debtrobbing Peter to pay Paul
投資の再配分に関する文脈で、いきなり「ピーターから取り上げてポールに支払う」とでてきました。直訳では??ですが、研究社新英和中辞典で「借金で借金を返す」イディオムとして記載されています。

ご存知のものがありましたか?
難しい内容の資料やプレゼンテーションでも、随所でこのような表現を使いこなせば、読者や聴衆の関心をグッと引き寄せることができそうですね。

 

Photo by Alan Cleaver

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