land rush, land grabbing=「海外農地投資、土地収奪」

2012 / 1 / 23 | カテゴリー: | 執筆者:二口 芳彗子 Kazuko Futakuchi

先日メールでいただいたシンポジウムのご案内に海外農地投資(ランドラッシュ)の言葉を見つけました。

もともとは、1889年に米国政府が入植を解禁したオクラホマに多くの人が未開の地を求めて殺到した現象を指すそうですが、現在は2007~08年の世界食料価格危機が発端となって、欧州や中国、韓国、インドなどが国を上げてアフリカや南米、旧ソ連圏の未開発の農地を大がかりに買収している現象として大きくクローズアップされています。ランドグラビング(Land grabbing:土地収奪)とも呼ばれ、海外ではこちらの用語でのヒットの方が多いようです。

ご案内によれば、このランドラッシュの2割程度は、バイオ燃料作物を対象としているとのこと。エネルギー源の多様化が重要課題となっている現在、持続可能な農林業の発展に向けて、しっかりと国際議論が必要です。

(財)地球・人間環境フォーラムのウェブページにもいただいたメールと同じお知らせがありました。すでにシンポジウムは終了していますが、今後報告などがアップされるかもしれませんので、メモしておきます。

http://www.gef.or.jp/activity/economy/stn/biomass_landrush2012.html

 

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