Translators in Sustainability 伝わるコミュニケーションへの道
by-catch=「混獲」
2012 / 1 / 31 | カテゴリー: 【環境】翻訳者が考える環境課題 | 執筆者:二口 芳彗子 Kazuko Futakuchi
Photo by wbaiv
希少動植物の保護の重要性が高まる中、海外でも多くのNGOがさまざまな活動を展開しています。今日のことば「by-catch」は、バングラデシュで活動するMarine Life Allianceについて書かれている文章で見つけました。
by-catch(混獲=bycatch)は、 漁や釣りなどで、獲ろうとしている魚類以外で網や針にかかるものを指します。例えばイルカやクジラ、ウミガメなどが、漁師の網にかかって溺れてしまいます。
このNGOは、生計を立てるための漁で希少動物種が損なわれないよう、バングラディシュの住民への啓発活動を行い、Turtle Excluder Devices (TED): 混獲防止装置を網に付けることを漁師に指導しているとのことです。
TEDってどんな装置なのかな、と調べたらナショナルジェオグラフィックにありました!
ウミガメの危機:混獲防止装置 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010040713&expand#title
間違って網に入ってしまったウミガメなどを出口に誘導するようになっているんですね。地元の漁師さんたちの理解が得られ、またTEDをとりつけることが法律化されたり、国や自治体の支援対象となればもっと広がりそうです。
基本キーワード:希少動植物: rare animals and plants