Translators in Sustainability 伝わるコミュニケーションへの道
見出しのスタイルについて
ヘッドライン・スタイル(Headline style capitalization)とは、
名前の通り新聞記事などの「見出し」のスタイルで、
前置詞、冠詞を除く、すべての単語の頭文字を大文字にします。
例: Supporting Initiatives That Address Local Needs around the World
もちろん、新聞や雑誌の記事、コラムなどは、こちらのスタイルが主流で、
短い文や句の場合、あっていますね。
Businessweekを見ていたら、最近の日本での坂本竜馬人気について書かれた記事があり、見出しは
A Samurai Reformer Inspires a Nation Adrift
となっていました。
それに対し、センテンス・スタイル(Sentence style capitalization)は、
普通の文章のように見出しを書きます。
文頭の単語の頭文字のみ(ただし、固有名詞を除く)、大文字にします。
例: We are supporting initiatives that address local needs around the world.
最近のCSR/サステナビリティ報告書をみると、
「私たちは、~します。」といった、コミットメントをそのまま見出しにするケースが
増えているように感じますので、
弊社でも、こちらのスタイルを採用することが増えてきました。
エコネットワークスでは、文書の中で統一をはかるため、
見出しやそのクライアントさま独自の用語などをまとめたスタイルシートを
翻訳プロセスのはじめに作成し、
チーム内で共有してから、翻訳を進めます。
最後の文書が仕上がるまで、責任を持って
担当させていただきたいと考えています。
翻訳トレーニング講座 受講者募集中!
環境やサステナビリティの分野を専門とする翻訳を志す方の成長をサポートする翻訳講座「サステナビリティ翻訳トレーニング」。実際にご依頼いただくことの多い報告書や資料に類似する内容を課題とし、受講者の方のレベルアップにプロ翻訳者でもある講師が伴走します。
【募集終了。満席となりました】(2021/5/11更新)