人権おしゃべり会「ERG(従業員リソースグループ)、その効果や運用は?」を開催

2026 / 7 / 6 | カテゴリ: | 執筆者:宮原 桃子 Momoko Miyahara

組織を超えて様々なメンバーが集う学びと対話のプラットフォーム「Wave With(ウェーブ・ウィズ)」。そのセッションの一つとして、ビジネスと人権に取り組む団体「Social Connection for Human Rights(SCHR)」と共に、お茶会のようなカジュアルな雰囲気で、人権に関するテーマについておしゃべりする「SCHR会(ス茶会)×ENW」を月1回開催(30分間/オンライン)しています。

6月は「ERG(従業員リソースグループ)、その効果や運用は?」をテーマに開催しました。企業の中で共通の背景や特性・属性などを持つ従業員によって構成される「ERG(Employee Resource Group:従業員リソースグループ)」は、DEI推進や従業員エンゲージメントにおいて重要な役割を果たすとされています(詳しくはこちらの記事もご参照ください)。その活動の意義や効果、社内での進め方などについて、参加者同士で次のような意見が交わされました。

  • ・人権リスクの予防・低減の観点では、ERGを通じて「個人の問題」を「組織や社会の構造的な問題」に捉え直すことができ、従業員側から声を届けるルートとなりうる。
  • ・LGBTQ+や女性のERG活動を展開しているが、活動を一部でも業務扱いとするかどうかが、社内で広げる上でのカギ。業務として評価できる体制ができないと、気持ちだけでは広がらない。
  • ・役員をスポンサーにし、経営のコミット・予算を割くというアプローチをしている企業もある。トップからの働きかけも重要。
  • ・海外拠点ではERG活動が先行しているが、日本では「ERGって何?」という周知に力を入れるところから始めている。従業員の声を組み込むためのPDCAの仕組みとしては、ERGに限らず、従業員をサポートする既存の制度もある。
  • ・ERGを社内展開するにあたっては、まず「なぜERGを始めるのか」という土台を従業員にしっかり理解してもらうこと・土壌づくりにある程度時間をかけてからスタートしたほうが、コアなメンバーに負荷が集中せず自律的に発展しやすいのではないか。

関連記事:ERG(従業員リソースグループ)の可能性 働く人と組織を支える「リソース」として

これまでの人権おしゃべり会のテーマ一覧

子どもの権利とマーケティング ~ファミチキの事例から考える(参考記事
実は間違ってる? 効果がない? アンコンシャス・バイアス研修(参考記事
どこまで気をつける? インクルーシブランゲージ
反DEIの動きから、企業のあり方を考える(参考記事
顧客満足と人権対応、その線引きは?(参考記事
従業員個人の信条が、企業方針と異なったら?(参考記事
デジタル空間における人権リスク 企業にできることは?
2026年の人権トピックス、どこに注目?
動物の権利にどう向き合う? 企業とアニマルウェルフェア(参考記事
「企業とNGOの対話・エンゲージメントの現在地」
「『ビジネスと人権』から考える平和」
人権リスク調査の実効性を高めるには?
ERG(従業員リソースグループ)、その効果や運用は?

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