「人権に配慮したDEIコミュニケーション実践ガイド」を公開

2026 / 4 / 9 | カテゴリー: | 執筆者:EcoNetworks Editor

エコネットワークス(ENW)は、あらゆる偏見・差別をなくし、誰一人取り残さない社会の実現に向けた取り組みの一環として、「人権に配慮したDEIコミュニケーション実践ガイド」を無償公開します。

ここ十数年において、人権とDEIに関する様々な法規制や政策が進み、企業に求められる人権尊重責任はより明確になってきました。一方、米国を中心に「人種や性別など特定のグループを優遇する逆差別」だという反DEI派の主張を受けて大手企業が施策の見直しを打ち出すなど揺り戻しともいえる動きも見られます。企業は、単に言葉づかいや表現に配慮する段階から、施策そのもののあり方を含め問われるようになってきています。

こうした状況の中、自社の取り組みにおいて、「伝え方に不安を感じる」「この表現は大丈夫?」「このまま続けてよいのだろうか」……など情報発信における炎上リスクやDEI施策の意義・方向性について、不安や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

ENWは、20年以上にわたり培ってきた人権と言語にまたがる専門性を活かし、この度「人権に配慮したDEIコミュニケーション実践ガイド」を作成しました。これまでの知見や支援実績から得たノウハウをまとめた本ガイドを通じて、様々な組織や個人の皆さまと共に差別・偏見の是正に向けた実践の輪を広げていくことを目指しています。

 

「人権に配慮したDEIコミュニケーション実践ガイド」の目的

本ガイドは、DEIコミュニケーション中でも「表現」に着目しています。言葉を起点に無意識の偏見に気づいたり、様々な歴史・文化的背景や社会・経済的背景を知ったりすることで、企業がその知識を次のような取り組みに活かしていくことを目的としています。

●人権リスクの予防・是正
●ブランド価値の維持・向上
●職場のDEI施策の推進
●顧客満足の向上

概要
●DEIコミュニケーションに取り組む意義
●インクルーシブ表現の定義
●インクルーシブ表現 8つのチェックポイント
●注意が必要な用語や表現
●DEIコミュニケーション対策におけるポイントと流れ

 

表現に唯一の正解があるわけではなく、本ガイドに記載している用語や表現が必ずしもNGというわけではありません。しかし、言葉には社会的・文化的背景があり、使い方によっては無意識の偏見や固定観念を助長してしまう恐れがあります。

そのため、私たち一人ひとりが言葉に含まれる明示的・暗示的な意味に注意を払い、多様な立場の人々に配慮した表現を主体的に選択していくことが重要です。また、企業は自社の制度や商品・サービス、情報発信をDEIの観点からチェックし、継続的に改善していくための体制や仕組みを整えていくことで、炎上・レピュテーションリスクを回避するとともに、信頼性・価値向上につなげることができます。

本ガイドを通じて、言葉や表現のあり方を改めて考えることが、DEI施策そのもののあり方を見つめ直す機会にもつながることを願っています。

 

「人権に配慮したDEIコミュニケーション実践ガイド」をダウンロード

本ガイド活用に向けたワークシートも含まれていますので、ぜひご利用ください。

 

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