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人権おしゃべり会「インクルーシブランゲージ編」を開催
2025 / 8 / 28 | カテゴリー: イベント | 執筆者:宮原 桃子 Momoko Miyahara
組織を超えて様々なメンバーが集う学びと対話のプラットフォーム「Wave With(ウェーブ・ウィズ)」。そのセッションの一つとして、ビジネスと人権に取り組む団体「Social Connection for Human Rights(SCHR)」と共に、お茶会のようなカジュアルな雰囲気で、人権に関するテーマについておしゃべりする「SCHR会(ス茶会)×ENW」を月1回開催(30分間)しています。
8月は「どこまで気をつける? インクルーシブランゲージ」をテーマに、皆さんとワイワイと意見交換を行いました。冒頭、インクルーシブランゲージ*を考える重要な視点として、「価値判断や先入観が入っていないか」「特定の人を除外していないか」「固定観念にとらわれていないか」「優劣、上下、内外の考えが前提にないか」といった点を皆さんと共有。
*性別・人種・年齢・障がいの有無など、あらゆる属性を含むすべての人々を尊重し、誰も排除しない表現
その上で、それぞれが気になる言葉や表現の具体例を交えながら、次のようなポイントが話題になりました。
- ●女性の役割にまつわる固定観念から生じる表現
- ●性の多様性をどう表現すべきか(LGBTQ+、性的マイノリティなど)
- ●「マイノリティ」という言葉を使うことで、マジョリティとマイノリティの分断・差別構造が解消されないという課題
- ●バックグラウンド(過去の経験や経歴など)に関する表現によって、レッテルを貼ってしまうリスク(元戦闘員、犠牲者など)
- ●それぞれの言葉が何を意味するかを明確にした上で使う
- ●新しい表現・適切な表現にどう移行していくか
議論の後半では、本テーマに企業がどう取り組むべきかが焦点に。炎上事例や先進的な事例を共有しながら、人権侵害防止や企業価値向上の観点からインクルーシブランゲージに取り組むことの重要性を考えました。インクルーシブランゲージを推進する上での社内体制のあり方や、個別指針の策定、各地域の社会的・文化的背景を踏まえたローカリゼーションなど、具体的なアプローチについても話は及びました。
次回9月は、米国を中心に見られる反DEIの動きを受け、企業のDEI施策はどうあるべきかなどについておしゃべりします。日程が決まり次第、Wave With案内ページおよびメールニュースでお知らせします(メールニュースの登録はこちらから)。