【お知らせ】自然と共に持続可能な共生社会を築く NPO法人しんせいの活動説明会・意見交換会に参加

2025 / 6 / 2 | カテゴリ: | 執筆者:Shiho Funahara

エコネットワークス(ENW)では毎年、環境、医療・福祉、災害支援、子ども・女性などの分野で活動するNPOへ、1年の売上の1%を寄付しています。寄付先については、パートナー*へのアンケートや各団体の透明性と信頼性に関するスクリーニングなどを通じて決定しています。

2025年2月、寄付先の一つである「特定非営利活動法人しんせい」の活動説明会・意見交換会が都内で開催されるとお知らせをいただき、ENWパートナーが参加しました。

NPO法人しんせいは、東日本大震災・原発事故の影響を受けた障害者を支援するため、2013年に設立された団体です。避難先の地で農園を開き「持続可能な社会とは?」という問いに向き合い続け、国立環境研究所や地域の高校生、全国の企業などと協力して「山の学校」を設立。多世代が一緒になって共生社会を目指す取り組みを続けています。

* ENWの業務で関わりのある方。雇用契約者、業務委託契約者の両方を含む


執筆:船原志保
エコネットワークスの寄付プロジェクトメンバーの一人として、2025年1月に寄付先の選定プロセスなどに携わる。


2024年度の活動 郷土食で放射能の風評払拭を

 

除染されなかった森林の放射能を測定する「山の学校」の参加者 (Photo by しんせい)

 

今回の説明会では、はじめに、2024年度の活動報告がありました。

「山の学校」では2024年4月から9月にかけて、「郷土食で風評払拭」をテーマに、国立環境研究所の協力のもと、現地の山林に自生するヨモギ・クマザサ・ミョウガの放射能空間線量率測定を実施し、安全性を確認。地域の「おばあちゃん」に食べ方を教えてもらい、それらの植物を使用したヨモギ茶やちまき、ミョウガの酢漬けなどの郷土食を作ったそうです。

農園の柿で干し柿を作る様子(Photo by しんせい)

その他にも、里山食文化の再興活動や湧き水による田んぼの再生活動、障害のある家族と一緒に暮らす児童への支援活動、障害者の就労継続支援など様々な取り組みについて説明いただきました。また、農園で収穫した果物を使ったジャムも実際に試食させていただき、優しい甘さでとても美味しかったです。

「山の学校」が多くの学びや発見の場に

高校生による「山の学校」の活動発表の様子(Photo by しんせい)

説明会で特に印象的だったのが、福島県立あさか開成高校の学生4名による発表です。「山の学校」での活動を通じて得た気づきや経験を活かし、「看護師になりたい」「保育士になりたい」「防災食を研究したい」など、それぞれが新たな目標を見つけ、着実に歩みを進めている様子が感じられました。この「山の学校」は、環境、福祉、災害支援といった多岐にわたる分野が融合したプロジェクトであり、障害者、研究者、高校生、企業など様々な人々や組織が関わっています。だからこそ、参加者にとっても多くの交流や学びの場となっているのが、特徴的です。

2025年度は自然復興に挑戦

次に、今年度の目標である「山の農園の自然復興」に向けて、今後実施するプログラムについて説明いただきました。その他、今後の課題として、学生や企業などより多くのステークホルダーに関心を持ち、参加してもらうため、プログラムの実施方法や外部への配信方法などについて、参加者を交えた意見交換・交流会が行われました。

2025年の「山の学校」では、下記のプログラムが実施される予定で、参加者を募集しています。関心をお持ちの方は、ぜひ直接しんせいさんまで、ご連絡ください。


・6月20日(金) 「人と自然との結びつきを体感しよう~障害者と共に~」

(田んぼつくりの準備、植物や昆虫のデータ収集、キャンプファイヤーなど)

・6月21日(土) 「30 by 30の学びと実践~高校生と共に~」

(「30 by 30」)や「気候変動」をテーマとした、フィールドワーク・ワークショップ)

<お申込み・問い合わせ先>
Mail :    salon.shinsei[アット]sky.plala.or.jp ([アット]の部分を@に置換して、ご連絡ください。)


説明会で見えた、寄付先の実情

今回、ENWとして寄付先のこうした活動に参加したのは初めてだったのですが、実際に活動されている皆さんと直接お会いし、お話しする中で、活動報告書だけでは分からない、代表である富永美保さんをはじめとするしんせいの皆さんの温かいお人柄や、アットホームなプロジェクトの雰囲気を感じることができました。また、私たちの寄付が実際どのように使われ、どんな人々がどんな活動に取り組んでいるのかを具体的に知る良い機会となりました。

今後の寄付活動においても、寄付して終わりではなく、その後の寄付金の使途や活動状況にも注目し、社会課題の解決に尽力されているNPOの皆さんに寄り添い、共に考えながら、私たちにできることを模索していきたいと思います。

 

 

 

 

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