「ENWの集い2024」:新たなパーパスを囲んで、私と組織の未来を考える

2025 / 1 / 9 | カテゴリー: | 執筆者:EcoNetworks

集い冒頭の風景

パートナー全員がリモートで働くエコネットワークス(ENW)では、リモートで業務やコミュニケーションを進めやすい環境や仕組みを整えながら、リアルでの対話や交流も大切にしています。年1回対面で集まる「ENWの集い」が、今年は神奈川県・横浜市で開催されました。折しも、パートナーみんなで創り上げたパーパスが完成したタイミング。今回の集いでは、パーパスを囲んでどんな時間を過ごしたのかレポートします。

※ パートナー:ENWの業務で関わりのある方。雇用契約者、業務委託契約者の両方を含む。


執筆:宮原 桃子

ENWでは、サステナビリティ関連のレポートや従業員啓発コンテンツなどの執筆・編集、プロジェクトマネジメントに携わる。あらゆる人の様々な在りようが尊重され、一人ひとりが自分は社会を変えられると感じ行動する社会になるよう、日々自分ができることを模索中。


個人と組織の「これまでと現在地」を見つめる

秋晴れのさわやかな朝、会場には関東や中部、北陸など国内のパートナーに加え、普段はニュージーランド在住のパートナーも集まってきました。普段からリモートで密にやり取りをしている関係ではありますが、やはりリアルでの交流は盛り上がるもの。あれこれ近況報告をしながら、本日の議題へ……。

冒頭、代表の野澤 健さんはこんな風に語りました。「あらゆる社会課題を解決していく上で、多様なステークホルダーが連携して取り組むことで生まれる“コレクティブ・インパクト”はとても重要です。多様なパートナーが集うENWだからこそ、個人と組織が連携して社会全体に対して何を生み出してきたか、今後生み出していくのかをみんなで考えていきたいですね」

パートナー同士で共有する場面

集いは、次のような流れに沿って、個人と組織のこれまでと現在地を振り返るところからスタートしました。

  1.  自分を見つめる、お互いを知る
  2.  ENWのこれまでと今
  3. パーパスの共有
  4. パーパスをどう実践していくか

まずパートナー一人ひとりが、これまでの10-20年の間で「最も印象に残っている仕事」「社会や顧客へのインパクトが最も大きかった仕事」「自分が最も変わったと思うこと」「私の推進力・原動力」という4つのキーワードで振り返り、グループごとに共有しました。各自が大切に考えていることや、どういう仕事をしたいのかを見つめ直す良い機会となりました。

各パートナーがそれぞれの10-20年を振り返ったシート

また、組織の観点でも、創業から約20年にわたる大きな変遷を振り返るとともに、この1年間の様々なプロジェクトについて各担当者が共有しました。クライアントや社会に対して提供できた価値やインパクトとして、グローバルに広がる専門家のネットワークと知見、企業の思いや戦略をしっかりと理解した上での効果的なコンテンツ企画や発信、多言語での的確な表現、社会的要求に応える情報開示などが挙げられました。

新たなパーパスからどんな未来を創るか

個人と組織のこれまでと現在地の先に、どんな未来を創っていくか。それを北極星のように示すものが、新たなパーパスです。2020年から組織の中長期的な方向性をパートナーみんなで検討してきた中で、組織の在り方や目指すこと各パートナーの「Myパーパス」など様々な切り口で議論を重ねた結果、誕生しました。新たなパーパスは、次のような言葉に集約されました(詳細は、こちらのページをご参照ください)。

Foster Team Sustainability together, everywhere.
一人から始まる思いがある。
仲間とだからできることもある。
意思のあるすべての人が「チーム・サステナビリティ」。

パーパスとそれに対する思いをみんなで共有した上で、パーパスの先にどんな社会を目指したいかを話し合いました。「一人ひとりの在りようが尊重され、自分らしく生きられる社会」「強みを持ち寄り、弱さも共有できる社会」「働きやすい組織にあふれた社会」といった人・人権にまつわることや、「豊かな地球(生物多様性)」「気候変動がこれ以上悪化しない社会」」など環境にまつわることが主に浮かび上がってきました。

パーパスを踏まえた事業戦略に向け、アイデアが続々

各自の意見をポストイットで張り出しながら議論

こうした社会の実現に向けて、パーパスをどう実践していくか。次のセッションでは、「顧客・市場」「提供する価値」「サービス」「オペレーション」という4つの観点を踏まえながら、各事業でできること・やりたいことについて、以下のような様々なアイデアが寄せられました。

・真のサステナビリティの追求につながる発信
・企業に寄り添う伴走型支援
・個人と組織の行動変容につながるコンテンツやエンゲージメント強化
・英語など多言語を起点とする制作の在り方
・事業横断で強みを活かすアプローチ
・AIや多様なツールの活用
・パートナーの専門性強化 などなど

たくさんのアイデアを戦略や事業に落とし込むには、1日ではとても足りません! 今回の集いは、ここで議論を一旦終えることとしました。参加者からは「自分と組織が目指すことの共通点を改めて見い出せた」「パーパスを軸に様々なパートナーの価値観や考えを知ることができ、有意義だった」「組織や事業全体の今後を具体的に考えられて、ワクワクした」といった声が寄せられました。

実践に向け、まだまだ対話は続く

そして現在は、オンラインでフォローアップ・ミーティングが続いています。集いでの議論やアイデアを踏まえて、より具体的に「5-10年先に目指すENWの姿」や生み出したいインパクト、そこに向けた事業計画などについて、対話を重ねています。この続きは、また次回レポートでお伝えしたいと思います。

集いに参加したメンバー

集いの最後に参加者みんなで

集い後の乾杯

パートナー同士の関係もさらに深まりました

Photos by Miho Soga

こちらの関連記事もあわせてご覧ください:

2023年ENWの集い開催 多様な個が安心して輝ける未来を共に探る
Our Stories:個の「関心」や「想い」と組織ニーズの両軸であるべき姿を探る

このエントリーをはてなブックマークに追加