原材料サプライヤーとの効果的な関わり方とは? 現地訪問の事例から考える

2026 / 8 / 20 | カテゴリ: | 執筆者:宮原 桃子 Momoko Miyahara

サプライヤーとのエンゲージメントは、CO2排出削減や汚染防止などの環境対策、人権リスク予防、品質向上など様々な観点で重要な取り組みです。しかし、国内外に数多くサプライヤーが存在する中、年1回などのアンケートだけではリスクや課題の実態を把握するには限界があり、サプライヤー訪問も対象や頻度を考えると段階的に進めざるを得ません。特に、物理的な距離がある海外サプライヤーについては、エンゲージメントを行う体制や仕組みの構築がカギを握ります。

7月に開催した「サステナおしゃべり会」では、ブラジル生産農家訪問を行った企業ゲストをお迎えし、「原材料調達先とのエンゲージメント」をテーマに意見交換をしました。

現地視察による効果、信頼関係の構築・協働を進めるための仕組み、課題特定や施策の進め方など、当日の議論をグラレコにまとめました

現地視察による効果、信頼関係の構築・協働を進めるための仕組み、課題特定や施策の進め方など、当日の議論をグラレコにまとめました

会では、次のようなことがポイントとして共有されました。

  • ・原材料サプライヤーの選定およびモニタリングは、人権・環境などの観点も考慮できる現地商社を介して行うことで、基礎的なリスク防止につなげている。
  • ・実際に訪問することにより、自社ならではの観点でのチェックができるほか、国や地域など現場による違いや多様性に気づくことができ、対策や施策の参考になる。
  • ・人権・環境面の取り組みなど、現地でこそ確認できることも多々ある(例:強制労働・児童労働などに対する行政や地域ぐるみでの取り組み、再生農業や土壌管理、品種改良など気候変動への適応策)。
  • ・遠路はるばる訪問することは、サプライヤー側のモチベーション向上にもつながる。
  • ・担当者に留まらず、経営層が訪問することは、サプライヤーエンゲージメントに対するコミットメントを対外的に示すと共に、経営トップや社内で真剣に取り組む機会につながる。
  • ・社内に向けても訪問の様子をしっかり発信し、理解促進・啓発につなげる。

サステナおしゃべり会は、今後もサステナビリティにまつわる様々なテーマで開催します(毎月1回/オンライン)。参加者の皆さまが日頃の肩書や立場から離れて、ざっくばらんに関心やモヤモヤなどを共有しながら、新たな視点やヒントを得られる場を目指していきます。

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