4人に1人が自殺を考えたことがあるという事実。私たちに何ができる?

2016 / 10 / 30 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

Waiting For Heaven
photo by Izzy Prior

4人に1人  過去に本気で自殺したいと思ったことがある

5人に1人  身近な人を自殺で亡くしている

15歳~39歳の死因第1位は自殺

これは約4万を超える人々を対象に日本財団が行った調査の結果です。

日本財団自殺意識調査2016
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/pr/2016/102.html

衝撃的な数字が並んでいると思う反面、
そこまで実感と遠くないかもと感じる自分もいます。
(それがまた怖いです)

10年以上にわたって3万人を超えていた自殺者数が
2010年以降は減り続けているとはいえ、
依然日本の自殺率は世界的にも高いレベルにあります。

自殺を減らすために、何ができるのか。
あまりこの分野については詳しくないので、
企業の取り組みを少し調べてみました。

Facebookは今年6月、自殺防止のツールを全世界でリリースしました。
http://ja.newsroom.fb.com/news/2016/06/suicide_prevention_jp/

自殺を考えている人がつらい気持ちをSNS上に投稿することがあることから、
友だちの心配な投稿を見つけたら、
本人へのメッセージや友だちへの相談、
専門家へのアドバイスを求めることができるようになっています。

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少し前ですが、韓国のサムスン生命は
自殺の名所となっている橋にセンサーとライトを設置しました。
人が通ると反応して、自殺を思いとどまらせる
メッセージが浮かび上がる仕組みです。

物理的な対策としては、駅ではホームドア設置が有効です。
しかし費用の問題もありなかなか設置が進んでいません。

費用という点では、自殺による社会経済的な損失に関する数値が
もっとあってよいのではないかと思います。
命に関することを金銭換算することにもちろん抵抗はありますが、
数値にすることで見えてくることもあるはずです。

鉄道会社のCSRレポートのなかにも「自殺」という言葉はほとんど出てきません。
正面から取り上げにくいテーマかもしれませんが、
社会の関心も高く、もっと正面から向き合っていってよい課題です。

持続可能な開発目標SDGsとも実は自殺は関係しています。
目標3.4「非感染性疾患による若年死亡率の減少と精神保健・福祉促進」
のKPIの1つが、自殺率になっているのです。
WHOは2020年までに自殺率を10%下げる目標を掲げて取り組んでいます。

フィンランドでは国家レベルで自殺対策に取り組み、成功を治めたそうです。
なにか取り組みのヒントがないか、今度現地にいるパートナーにも聞いてみようと思います。

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