Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
世界に広がるホームレス向けアパレルショップ
2014年に南アフリカのケープタウンでオープンした
ホームレスの人々向けのセレクトショップ「The Street Store」。
現在、インド、ブラジル、メキシコ、カナダ、オーストラリアと世界各地に広がっています。
その仕組みがこちら。
道路沿いに掲げられているのは、
「服をかけてください」と書かれた段ボール。
いらなくなった服がかけられるようになっており、
ホームレスの人たちは、自分たちが欲しいと思うものを
ウィンドウショッピングならぬストリートショッピングが
できるようになっています。
一方的に支援物資を配給する対象とするのではなく、
相手を尊厳を持った個人として扱うこの取り組みには、
多くの共感と賛同が寄せられています。
貧困状態に陥った人の「尊厳」の問題。
日本では形を変えて、生活保護受給の問題として現れています。
生活保護の受給を恥と考え、生活に困窮しているにも関わらず、
受け取りを拒んでしまう人が多くいます。
今後、ロボット技術の普及によって失業者が増えていくことが想定されるなか、
貧困に陥らないためのセーフティネットとして
国民全員に一律で生活に必要な賃金を支給する
ベーシックインカムが議論されてしかるべきときに来ていると思います。
この夏、スイスでは、世界で始めて
ベーシックインカムの導入が国民投票にかけられます。
結果に注目です。
ところで衣類の再利用といえば、ユニクロとGUが進める
難民支援のために1000万着の古着を回収する
「1000万着のHELP」が800万着にまもなく到達するようです。https://www.uniqlo.com/jp/csr/10MillionWaysToHelp/
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