Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
身も心も社会も豊かになる商品に光をあてる「ソーシャルプロダクツ・アワード」 【11/30応募〆切】
障がいの有無を問わず誰でも持ちやすい形にデザインされた、
会津塗りのお椀。
インド西ベンガルの女性がサリーをアップサイクルして作る、
カンタ織りストール。
焼却しても有毒なガスが出ない植物由来の繊維でできた、
土中で自然分解するエコバッグ。
食品から化粧品、日用品、家具まで、
昨年の受賞商品には様々なものが並んでいます。
生活者に身近な商品を通じて持続可能な社会づくりを目指す
「ソーシャルプロダクツ・アワード」が、
今年のエントリー商品を募っています。
ソーシャルプロダクツ・アワード2016
http://www.apsp.or.jp/spa/
「ソーシャルプロダクツ」という言葉は
イメージできるようでいて聞き慣れない言葉ですが、
主催する一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会では
次のように定義しています。
「ソーシャルプロダクツとは、企業及び他のすべての組織が、
生活者のみならず社会のことを考えて作りだす
有形・無形の対象物(商品・サービス)のことで、
持続可能な社会の実現に貢献するものである。」
具体的には、
「エコ(環境配慮)」「オーガニック」「フェアトレード」
「寄付つき」「地域や伝統に根ざしたもの」など、
購入することでよりよい社会づくりに貢献できる
人や地球にやさしい商品・サービスの総称です。
同協会の専務理事・事務局長である中間さんは
「ソーシャルプロダクツはつながりを生むもの。
生活者が商品を通じて社会や生産者とつながるもの」
だとお話されていました。
つながりという視点でこれまでの受賞商品を見ると、
「誰が関わっているのか」が見える商品が多いように思えます。
地域の農家さんや商品開発に関わった高校生、
製造に携わる途上国の女性、障がい者施設の利用者など、
商品の先に人の気配が感じられるようです。
審査にあたっては「社会性」と「商品性」に加え、
「商品に付随するストーリーや仕組み」が評価されます。
「ストーリーなくしてソーシャルとは言えない。」
社会の課題を解決したいという強い思いが
出発点にあるソーシャルプロダクツは、
物語をつむぎだしながら生産者と生活者を結び、
ヒトとヒト、ヒトと社会のつながりをつくりだし、
人々の身も、心も、社会も豊かにしていきます。
今年で4回目を迎える「ソーシャルプロダクツ・アワード2016」。
募集期間は11月30日までです。
詳細や応募方法は、同協会のウェブサイトをご覧ください。
また12月8日にはソーシャルの動向をマクロ・ミクロの視点で
紹介するセミナーも開催されるようです。
Sustainability Frontline もっと学びたい方へ
この記事で取り上げたテーマについてより詳しく知りたいという方は下記よりご連絡ください。より詳しい内容理解 / 勉強会でのライトニングトーク / 社内セミナーでの話題提供など、一緒に学びを深める機会を作っていきたいと思います。