DanoneとMars 10年で1.2億ユーロを小規模家族農家に投資

2015 / 2 / 4 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

Projet Naandi-Danone de plantations d'arbres au village de Cheruvupakala
Credi: Hellio_VanIngen

農業の大規模化が国内で叫ばれていますが、
先進国でも途上国でも、依然多くを占めるのは家族経営の農家です。
5億人の家族農家により、世界全体の食料生産の70%が供給されているといいます。

国際大手食品企業の仏ダノン(Danone)と米マーズ(Mars)の2社は、
共同でアフリカ、アジア、南米の小規模・家族農家を対象に
今後10年間で1.2億ユーロを投資するファンドの設立を発表しました。

Danone & Mars, Incorporated, to be founding investors behind Livelihoods Fund for Family Farming, an innovative platform open to all companies
http://www.danone.com/uploads/tx_bidanonepublications/DANONE-MARS-LIVELIHOODS_EN.pdf

The Livelihoods Fund for Family Farming (Livelihoods 3F)
と名付けられたこのファンド。

20万軒の小規模家族農家、200万人の人々を対象に、
自然環境の修復や劣化した生態系の回復、
生産性・収入・生活環境の向上につながる
持続可能な農業の支援を行っていきます。

最大の特徴は、問題意識を同じくする企業に
積極的に参加を呼びかけている点。

出資者には、生産された農産物の販売と、
プロジェクトにより生じたカーボンクレジットや
節水などによる利益に基づき、還元が行われます。

Danoneは2011年に同種の
カーボン投資ファンドLivelihoodsを設立しており、
そこにはシュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)や
クレディ・アグリコル(Crédit Agricole)など9社が参加。

これまでにマングローブ修復やアグロフォレストリーなど
7つのプロジェクトに投資し、1.3億本の植樹による
800万トンのCO2削減や地域の人々の生活向上に貢献しています。

密接に関係している貧困と気候変動、生物多様性の問題に対し、
1社でできることには限界があるため、周囲を巻き込んで
協同していくことで取り組んでいくLivelihoods 3F。

持続可能な開発目標SDGsや気候変動COP21に向けて
国際的に進められている議論に沿った動きといえます。

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