社会へのインパクトを測定するカタログ集 Impact Tracker Technology

2014 / 12 / 5 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa


photo by Engineering for Change

社会貢献活動のインパクトをどのように測定するか。
成果の可視化や、測定方法の確立に、
多くの担当者の頭を悩ませているテーマだと思います。

以前、損保ジャパンの生物多様性保全活動
SAVE JapanプロジェクトのSROI報告書を取り上げました。

環境保全プログラムの価値を可視化、損保ジャパンSAVE JAPANプロジェクト

今回はより現場の視点で、特に途上国における活動で活用できる
インパクト(データ)測定のツールについてご紹介します。

コペルニクがロックフェラー財団の支援を得て今秋発表した、
Impact Tracker Technologyというカタログがあります。

Impact Tracker Technology
http://impacttrackertech.kopernik.info/

どういった内容かというと、
現場での社会的インパクトを測るための
データ収集に役立つICTツールが紹介されています。

低コストで簡単に利用できる
・データ収集アプリ
・SMSを活用したコミュニケーションツール
・GPSを利用したマッピングツール
・センサーによる情報収集機器
の4分野27のツールが、機能や利用しやすさ、
価格などの情報に関するレビューと共に紹介されています。

kopernik
Impact Tracker Technologyより

たとえばセンサー機器では、
輸送中ワクチンが低温状態にしっかりと保たれていたか
保管状況を把握する機器や、
室内大気中の有害物質を測る機器、
水中の汚染物質の含量を測る機器などが紹介されています。

これらのツールを活用することで、
現地の生活改善に寄与する製品を寄贈して終わりではなく、
実際に使われているかどうかを把握し、本当に
生み出した効果を測ることができます。

もちろんツールがあるだけではダメで、
どのようにインパクトを測定するか、
組み立てや運用が重要ではあるのですが、
こうした利用しやすいツールが広く共有されることで、
インパクトの可視化に向けた取り組みが一段と加速しそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

Sustainability Frontline もっと学びたい方へ

この記事で取り上げたテーマについてより詳しく知りたいという方は下記よりご連絡ください。より詳しい内容理解 / 勉強会でのライトニングトーク / 社内セミナーでの話題提供など、一緒に学びを深める機会を作っていきたいと思います。

お名前
メールアドレス
企業名、団体名
詳しく知りたい内容など

プライバシーポリシーに同意する