ソニーのカメラがガザ空爆に「加担」?

2014 / 10 / 2 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa


photo by Julian Stallabrass

停戦合意が成立し、イスラエルのガザ地区への攻撃が停止して1ヶ月。

無人飛行機や空爆によるパレスチナ側の
市民を含む民間の犠牲者は2000人以上に上りました。

イスラエルのガザ攻撃に関連して、
インターネット上で話題になっていたのが、
ソニーがイスラエルの攻撃を支援していたというニュース。

Evidence shows Sony helps Israel in Gaza war
http://www.presstv.ir/detail/2014/08/11/374934/sony-helps-israel-in-gaza-offensive/

イランの報道機関PressTVが発表したこちらの映像では、
レポーターが破壊された瓦礫の中から
「SONY」「Made in Japan」と記された
兵器の一部と思われる部品が見つかったと報じています。

ジャーナリストの土井敏邦さんによるより詳しい報告はこちら。

部品は民生品として輸出されたCCDカメラの一部が
軍事転用され、誘導ミサイルに搭載されていたのではないか、
ということのようです。

民生品の軍事転用は、その恐れのある製品や技術については
法律によって輸出が規制されていますが、
CCDカメラもしかり、それですべてがカバーされるわけではありません。

今回のことが、自社の知らないところで起きていたことでも、
製品が戦争に「加担」してしまっている
事実をどう受け止めるのか。

ビジネスと人権のキーワードに出てくる「加担」という言葉の重みが
よりリアルに迫ってきます。

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