Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
進む規制の動き 侵略的外来種の対策に向けて

photo by Lizette Greco
アライグマ。マングース。セアカゴケグモ。
「侵略的外来種」とよばれる、
地域固有の生態系に悪影響を及ぼす外来種の規制・対策が、
各地で問題になっています。
日本でも今年6月、法律が改正され、
新たに在来種との交雑種が規制対象になる、
特定外来生物が付着している輸入品への措置が追加されるなど、
対策の強化が進められています。
詳しくはEICネット
「外来生物法の改正 ~外来種対策の強化に向けて~」
http://www.eic.or.jp/library/pickup/pu130807.html
欧州でも、9月に新たな規制案が
欧州委員会より提案されています。
New EU Action to protect biodiversity against problematic invasive species
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-818_en.htm?locale=en%E3%80%80
欧州で生息する外来種は1万2千種以上。
そのうち、約15%が侵略的外来種と見積もられています。
生態系への影響の他、経済面でも
健康、インフラ、農業への被害など少なくとも
年120億ユーロの経済損失をもたらしているといいます。
陸続きの欧州では、ある国で対策を進めても、
隣国から新たに持ち込まれれば効果がないため、
加盟国間の協力が大きな課題となっています。
法案では、EU共通の侵略的外来種リストを作ることを提案。
該当種は将来域内で輸入、購入、利用、放出、購入が禁止となります。
他に、防止策として外来種の侵入防止や経路の洗い出しと対策、
早期警戒・対応策として繁殖が確認された場合の駆除など、
管理対策として広範囲に繁殖していた場合の被害の最小化などが
含まれています。