Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
Golden Bookにみる欧州企業とステークホルダーとの優秀恊働事例集
2013 / 7 / 28 | カテゴリー: ESG・サステナブル経営 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa
企業とステークホルダーの
パートナーシップ優秀事例を表彰する
CSRスキーム賞(European CSR Award Scheme)が
CSR Europeから発表されました。
CSR Europe celebrates partnership at European CSR awards for innovation and social and business impact
www.csreurope.org/node/1446
欧州30カ国のCSR推進団体が、
それぞれ自国での取組みを審査・表彰し、
合計63事例が事例集「Golden Book」にまとめられています。
欧州委員会の助成により今年初めて開催された同賞には、
中小企業部門259件、大企業部門490件の
合計749件の応募がありました。
応募条件は、
・最低1団体以上の、企業以外のステークホルダーと恊働していること
・「パートナーシップ、イノベーション、インパクト」の主旨に合致していること
社会とビジネスにもたらす価値、
ならびにそのモデルの複製のしやすさが
評価の基準です。
Golden Bookには、
・従業員のコミュニケーション能力向上を目的に、
2000語の外来語辞典を作成し、一般向けに公開したクロアチアCoca-Cola
・様々な理由により銀行口座をなくし、
銀行サービスにアクセスできなくなってしまった人々に対する
負債アドバイスを提供しているオーストリアの銀行
・13歳〜19歳の若手企業家育成を目指し
教育プログラムを展開するエストニアのエネルギー企業
など、様々な事例が掲載されています。
読み進めていくと、
ステークホルダーとの恊働におけるヒントや、
新しい発想が得られそうです。