Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
サプライチェーンのグリーン化に向けて 中国NGOと日本企業による対話
先月、北京でサプライチェーンのグリーン化をテーマに
中国NGOと日本企業による対話フォーラム
「グリーン・サプライチェーン円卓会議/第6回東アジア環境市民会議」
が開催されました。
開催報告:
グリーン・サプライチェーン円卓会議を北京で開催
http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J13030601J (2021年11月1日時点で無効)
日本の東アジア環境情報発伝所と中国の環友科学技術研究センターが主催、
緑色選択連盟(GCA)共催の下、
中国NGO関係者を中心に80名以上の参加があったそうです。
共催に名を連ねている緑色選択連盟(Green Choice Alliance、GCA)は、
サプライチェーンのグリーン化に取り組む
40以上の現地環境NGOによるネットワークです。
以前私たちもGCAの取組みと成果に関する分析をご支援したことがありますが、
複数のNGOが連携して組織的・戦略的にキャンペーンを展開して
市民やメディアを巻き込み、影響力を発揮している団体です。
2010年にはグローバルIT/電機メーカーをターゲットに、
サプライチェーンにおける重金属汚染のキャンペーンを展開し、
その中でも改善の動きが見られなかったアップルに対して
集中的にキャンペーンを行うことで、改善に対する取組みを約束させました。
詳しくはこちら。
日本企業からは、パナソニックとキヤノンの現地環境担当者が
招待に応じて参加しています。
先日キヤノンの環境担当者が来日した際に、
「日本企業は内向きで、積極的に外部とのコミュニケーションを図っていない。
もっと外に出て行って、対話をすることが求められる」
と言われていたのが印象的でしたが、
有言実行、対話の場に参加をしたことで、
GCAから受けていた低い評価が一気に高まったそうです。
マルチステークホルダーでの対話の重要性は高まるばかりです。
中国でのダイアログを開催した際の経験などを活かし、
私たちも少しでも貢献していきたいと思います。