Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
豪銀行Westpacの市民セクター専門サポートチーム
2012 / 9 / 25 | カテゴリー: 地域社会・街づくり | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa
photo by Images_of_Money
私自身も経験がありますが、
NGO/NPOはお金周りにとても苦労します。
活動資金をどう調達するかというだけでなく、
銀行の仕組みがよくわかっていなかったり、
個人と団体でやり方が違っていたり、
日中は仕事があって銀行に行けなかったり、など。。。
そんな市民セクターを専門にサポートしようと、
オーストラリアのWestpac銀行には、
Social Sector Bankingというチームがあります。
Social Sector Banking
http://www.westpac.com.au/business-banking/community-not-for-profit/
同社はGlobal100やDJSI Gold Classにノミネートされるなど、
サステナビリティ面で高い評価を得ている企業です。
気になったので担当者にメールインタビューをしてみました。
まず、Social Sector Bankingチームは、
2種類のメンバーによって構成されています。
・各支店でコミュニティとの窓口として対応するメンバー
・市民セクターのサポートを専門とするSocial Sector specialists
金融、地域の問題、市民セクターの状況の理解。
チームはこの3つの専門性を活用して、
市民セクターのキャッシュフロー管理をサポートします。
具体的なサービスとしては、
月会費の無料化や、インターネット・電話バンキングサービスの充実、
寄付を集めやすくするためのオンライン寄付口座の開設、
資金の管理のアドバイスなど、10以上のメニューが用意されています。
専門性を社会に還元する好事例といえます。