Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
ユニリーバがイノベーションのWantsを発表
photo by marc falardeau
「1リットルあたり1セント以下で貧困層に安全な水を提供する技術。」
「漂白剤や強酸、アルコールを使わずにウィルスを不活性化する掃除用原料。」
「重量、体積、廃棄量をへらす包装資材。」
「低温かつ少ない水で洗濯ができる洗濯用品。」
「味を損なわずにナトリウム含油量を減らす技術。」
実はこれ、ユニリーバが現在募集している
イノベーションのテーマです。
同社は「環境負荷を半減しながら売り上げを倍増する」という
目標を掲げ、様々な取り組みを展開しています。
目標達成に向けた取り組みを加速するため、
先月、オープン・イノベーションをコンセプトに
外部の専門家からイノベーションとなる技術を募集する
プロジェクトを開始しました。
Challenges and wants
http://www.unilever.com/innovation/collaborating-with-unilever/challenging-and-wants/index.aspx
これまでも外部との連携により、
インドで展開する浄水器Pureitなどを開発してきましたが、
同社が求める”Wants(ウォンツ)”をより積極的に公開することで、
解決する技術を募っています。
テーマは多岐にわたります。
それぞれに「募集する理由」「考えていること」「求めていること」がまとめられており、
解決する技術を持っているよという人はウェブ上でそれを投稿することができます。
<募集中のWants>
・安全な水
・ウィルス
・包装
・洗濯
・減塩
・歯磨き粉
・食品保存
・蓄エネ
・シャワー
・消費者行動の変容
外部との連携により技術開発を進める
「オープン・イノベーション」のコンセプト、
色々なところにで目にするようになっており、
サステナビリティの文脈では欠かせない要素です。