Sustainability Frontline
企業も、市も、米空軍も 米国の再生可能エネルギー導入ランキング
毎年Green Power Partnershipから、
米国内で再生可能エネルギー導入量の多い
団体のランキングが発表されています。
Green Power Partnership
https://www.epa.gov/greenpower
Green Power Partnershipは、米国環境保護庁(EPA)
が再生可能エネルギーの普及に向けて展開しているプログラムです。
Fortune500の大企業から地方自治体、連邦政府機関、
中小企業、大学など、多様な主体と連携しながら、
再生可能エネルギーの導入拡大を促す取り組みを展開しています。
このランキングで対象となるのは
1)グリーン電力証書
2)自家発電
3)再生可能エネルギーによる電気・ガス・水道供給
の3種類。
トップ50を見てみると、
1位はインテル(Intel)。
エネルギー使用量の88%が再生可能エネルギーとなっています。
2位コールズデパートメントストア(Kohl’s Department Stores)
3位ウォルマート(Walmart)
4位ホールフーズ(Whole Foods Market)
5位ジョンソン&ジョンソン(Johnson & Johnson)
その他に企業ではスターバックスやHSBCなどが
ランクインしています。
地方自治体では、6位ヒューストン市(Houston)、
8位オースチン市(Austin)、13位ダラス市(Dallas)がランクイン。
いずれも再生可能エネルギーに積極的に取り組んでいる
テキサス州に位置する市です。
16位には米空軍。
意外に思われるかもしれませんが、
米空軍はエネルギー使用量に占める割合を
現在の3%から2016年までに27%にまで
高める目標を打ち出しています。
再生可能エネルギーの普及拡大に
(米空軍の取り組みが象徴していますが、生き残りのための競争でもあります)
多様な主体がダイナミックに取り組んでいることが伺えます。