Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
企業の水リスク・機会を評価するツール Ceres Aqua Gauge
2011 / 11 / 4 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa
photo by IRRI Images
オーストラリアやタイの大洪水。
ロシアや中国の干ばつ。
各地で頻発している洪水や干ばつが、
様々な業種の企業に深刻な影響をもたらしています。
企業だけでなく、投資家も水に対する危機認識を高めており、
・米国で企業に水に関する情報開示を求める株主決議が増加
・ノルウェー中央銀行やオランドのロベコといった
機関投資家が水に関する評価を投資ポートフォリオに組み入れ
といった動きが見られています。
今回、投資家や環境団体からなるCeres(セリーズ)から
発表されたCeres Aqua Gaugeは、
企業の水に関するリスクや機会を評価するツールとして
開発されました。
「計測」
「ガバナンスとマネジメント」
「ステークホルダー・エンゲージメント」
「透明性と情報開示」
の4つの分野で構成され、
企業の水マネジメントを支援し、
投資家が企業の水に関する戦略やリスクを
評価できるようになっています。
今後水に関するリスクがますます高まっていくなか、
このようなツールに対するニーズも増えていくことが予想されます。
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