Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
サステナブル・ライフスタイルに関する若者の意識は?
UNEPが2008年から取り組んでいた
「サステナブル・ライフスタイルに関するグローバル調査」の
和訳版が国立環境研究所と電通から発表されました。
「サステナブル・ライフスタイルに関するグローバル調査(Global Survey on Sustainable Lifestyles)」
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2011/20110615/20110615.html
サステナブル・ライフスタイルを実現するための有効な
政策、コミュニケーション、各種イニシアチブの実施を
支援することを目的に、若者の日々の生活の捉え方や
抱いているビジョン、「変化」するための役割に対する
考え方を探っています。
対象となったのは世界20カ国、18歳~35歳の8000人の若者。
その多くは大都市に居住する比較的裕福な層です。
主な調査結果としては以下の通り。
●貧困と環境悪化が世界で最も重要な世界問題。
●サステナブルな社会とは何か、地域および個人レベルでは
何を意味するのか、という全体的、実際的で、説得力のある
ビジョンが欠けている。
●調査に参加した若者は自分たちの生活に十分に満足。
しかし、大きな危機にたびたび見舞われているため、
強い不安を示し、経済、社会、個人、環境の
すべての面において安心感を求めている。
また、ライフスタイルの主要な側面である
「モビリティ(移動性)」「食」「家事」について、
日々の暮らしに取り入られる地域レベルでの選択肢を
手軽な「クイック」、学びながら進化する「スロー」、
互いに助け合って解決する「共同」の3方向で提案したところ、
「Visions for Change 変化へのビジョン」より
いずれも「スロー」の解決策が選ばれ、
誰でも暮らしに取り入れることのでき、
学習の効果が期待されるシナリオの受容性が高いという結果がでました。
この調査、私自身も回答者として参加しましたが、
未来の変化に対する自分自身の役割を
再認識するいい機会でした。
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