Sustainability Frontline
企業の寄付動向 金融危機以前にまで回復
企業による寄付活動を奨励する世界のCEOによる組織
Committee Encouraging Corporate Philanthropy(CECP)が
企業による寄付動向についてまとめた報告書を発表しました。
COMPANIES REPORT INCREASED PHILANTHROPIC GIVING IN 2010
http://www.corporatephilanthropy.org/pdfs/press/cecppr/June2011_CGS_Press_Release.pdf
Fortune500にランクインしている63社を含む
世界184社を対象に調査を実施。
全社の寄付総額は資金・製品による寄付を含め
150億$以上にのぼります。
それによると、
・65%の企業が2010年度は前年に比べ寄付額が増加、
内40%は10%以上増加
・製薬、金融、IT業界などが増加を牽引、
日用品や一般消費財は減少傾向
・53%が金融危機に突入する2007年以前よりも寄付額が増加
・その内訳をみると、1/4の企業が
25%以上寄付額を増加させたのに対し、
21%は依然寄付額が25%以下の減少傾向にあり、
回復傾向が鮮明にわかれる
寄付額が増加した理由としては
企業パフォーマンスの向上が最も多く、その他では
・ハイチ地震やパキスタンの洪水など2010年に多発した自然災害への支援
・重点的に取り組むプログラムや戦略的エリアへの投資の拡大
・M&Gによる規模の拡大
といった点が挙げられています。
CECPについてはこちら。
日本では、日本の寄付市場にまとめた寄付白書が
昨年初めて発行されました。
第2弾「寄付白書 Giving Japan 2011」の発行パートナーを
こちらで募集しています。
http://jfra.jp/givingjapan/
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