南ア 統合報告書に関するガイドライン案

2011 / 3 / 1 | カテゴリー: | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

2009 Feltron Report
photo by jakeprzespo

各地で財務報告と持続可能性報告の統合が検討されていますが、
先日南アフリカで新たに統合報告書を作成する際の
ガイドライン案が1月末に発表されました。

King unveils world-first integrated reporting guidelines
http://www.sustainabilitysa.org/Portals/0/IRC%20Media%20Release.doc

財務と持続可能性の両面に関する
包括的な情報をまとめた統合報告書は、
企業が短期~長期にわたって価値を創造できるかを
ステークホルダーが判断するための材料となります。

2010年3月以降、南アフリカのヨハネスブルグ証券取引所に
上場している400社の企業は、
統合報告書の発行が義務付けられています。

これまで作成にあたっての基準は特に設けられていませんでした。

今回Integrated Reporting Committeeより発表された
ガイドライン案では、

情報の指針
・報告の範囲
・報告内容の選択
・情報の質

盛り込むべき情報
・企業やその活動に関する概要
・リスクと機会
・戦略的目標

などの項目が盛り込まれています。

4月25日までの意見の公募期間を得て、
最終的なガイドラインが作成される予定です。

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