Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
アジア式CSR基準作りに向けて 中日CSR研究会
2010 / 9 / 21 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa
上海で行われた第2回中日CSR研究会において、
アジア独自のCSR基準作りの検討が進められているようです。
人民網:中日企业研讨社会责任 着手制订CSR亚洲版标准
http://world.people.com.cn/GB/41217/12737184.html
こちらの会議は上海市公共関係研究院と
上海実践企業社会責任推進センターが主催で、
CBCCが今年1月に訪問した会議とは別物?のようです。
http://www.keidanren.or.jp/CBCC/report.html
記事によると、
現在の中国におけるCSR基準のほとんどは、
米国やEUの基準を輸入したもの。
西洋の基準に則って作られたものであることに対して、
中国側には大きな課題意識があるようです。
日本が独自に発展させてきた「日本式CSR基準」を参考にしつつ、
アジア企業を対象とした「アジア式CSR基準」作りを
喫緊の課題として共同で取り組んでいくとのこと。
中国で有識者に話を聞いた際にも、
「localize」の重要性を強く訴えていました。
アジアといっても広いので、必ずしも一括りにできるとは限りませんが、
まずは日中で共通の基準作りを期待します。
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