メディアCSRを考える

2009 / 3 / 22 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa

DAYS Japan4月号に、先日環境NGOのA SEED JAPAN主催の
シンポジウム「メディアを変えれば世界は変わる」
の報告が載っていました。

「メディアを変えれば世界が変わる~メディアの社会的責任を問う~」
http://www.aseed.org/ecocul_media/event_info/index.html

A SEED JAPANのシンポジウムでは、
報道のCSRとして5つの責任が整理されました。

1、取材
現場に行く、公平に取材、背景分析を加える
2、編集
企画意図、編集方針の明確化
3、株主・広告主との関係
圧力から独立を保つ
4、視聴率
視聴率アップのための演出に透明性
5、視聴者
声に真摯に応え、情報を公開する

報道のCSR、メディアCSRという言葉は、
日本ではあまりまだ広まっていませんが、
イギリスではBBCなどの大手メディアを中心として、
「Media CSR Forum」が2004年より開催されています。

このフォーラムでは、メディアにとっての
重要イシューとして以下のように整理されています。

CSR全般に共通するもの:
・コーポレート・ガバナンス
・環境マネジメント
・地域社会投資
・カスタマー・リレーションシップ
・サプライチェーンの統合
など

共通テーマだが特にメディアが密接な関わりを持つもの:
・パブリック・オピニオンの周知
・デジタル・デバイド
・教育
・プライバシー
・人権
・知的財産権
など

メディア独自のもの:
・表現の自由
・メディア・リテラシー
・独立性の担保
・明確で透明性のある編集方針
・偏りのない公平な報道
など

mediaCSR.jpg
KPMG and the media CSR forumより)

先日、とあるプロジェクトでフランスのグリーンウォッシュ対策の状況をリサーチする機会がありましたが、
フランスでは、政府・メディア・市民が一体となった形での
対策が進んでいます。

日本でも、メディアCSRについての取り組みが
今後より一層加速していくことを期待します。

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