Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
サステナビリティに関する新しい考え方
2008 / 5 / 14 | カテゴリー: ESG・サステナブル経営 | 執筆者:野澤 健 Takeshi Nozawa
サステナビリティをビジネス戦略に具現化することは、
イノベーションにつながる。
今CSRの文脈で語られていることを、
改めて調査したレポートが今年1月に発行されました。
A new mindset for corporate sustainability
https://dspace.lib.cranfield.ac.uk/handle/1826/4161
この調査では、S2AVE (Shareholder and Social Added Value for
Environment Restoration)という考え方が提唱されています。
-EGSの3つの領域に同時に付加価値を与えることが、
イノベーションにつながる。
そのためにはリーダーシップが必要であるが、
2007年のMcKinsey & Companyの調査によると、
72%のCEOが経営戦略にCSRを具現化する必要性を認識しつつも、
実現できているのは50%しかいないという結果も紹介されています。
ここで紹介されている、サステナビリティをビジネスに
導入する10のステップは以下の通り。
1、サステナビリティに焦点をあてたビジョン・ミッションに更新する
2、サステナビリティをビジネス戦略に付加するだけではなく、
その根本に組み込む
3、ビジネスの全ての部分にサステナビリティを組み込む
4、有言実行する
5、実行するための役員レベルの組織を作る
6、厳格なルールを定める
7、ステークホルダーを参加させる
8、ピープル・パワー(従業員)を活用する
9、ネットワークに参加する
10、単なるレポーティング以上のことを意識する
こういったレポートを目にする度に、
励まされます。