Sustainability Frontline サステナビリティをカタチに
航空会社が提供するCO2排出量計算ツール
最近、色々なところでCO2の排出量が計算できる
ツールが開発されています。
例えば、航空会社が提供しているCO2排出量の
計算ツールを幾つかみてみましょう。
北欧のスカンジナビア航空が提供している
CO2削減量計算は、搭乗客自身がカーボンオフセットのために
環境保護プロジェクトなどへ募金ができるようになっています。
http://sasems.port.se/EmissionCalc.cfm?lang=1&utbryt=0&sid=geninfo&left=geninfo
こちらはCO2だけでなく、6種の温室効果ガス
全ての排出量が計算されます。
このような形のカーボンオフセットの導入は、
英国航空、ルフトハンザ、エールフランスと、
欧州では主流になっているそうです。
一方で、例えばフィンランド航空。
先月、CO2排出量算出システムの運用を開始しました。
www.finnair.com/emissionscalculator
出発地と目的地を入力すると、
その区間の飛行機利用によって排出されるCO2の量が計算されます。
ルートが複数ある場合は比較できるようになっており、
例えば「東京~ブリュッセル」と入れると、
ヘルシンキ経由、アムステルダム経由、コペンハーゲン経由、
フランクフルト経由それぞれの計算結果が見られます。
「CO2相殺を目的としたカーボンオフセットプログラム
というかたちではなく、燃費効率の高いフライトを
具体的な数字を見ることで実感し、さらにはCO2排出量を
抑制するための飛行ルートの選択肢をお客様自身で
拡げていただく」ことを目的としていると語っています。
http://www.finnair.co.jp/news/2008/04-03.html
ヨーロッパでは域内に乗り入れる航空会社ごとに排出量を
割り当てる法律を検討しているということで、
全世界のCO2排出量の2~3%程度を占める航空業界のCO2排出削減に
向けての動きはこれから本格化しそうです。
http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2008/01/20080128ddm016040138000c.html
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