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長期休暇でメキシコ&カリブ海に行ってきました
この秋、長期休暇を取ってメキシコ&カリブ海に行ってきました。
期間は10月30日〜11月21日の23日間。
パソコンは日本に置いて、船上にいた1週間は
電波もないのでネットも電話も完全オフ。
これだけ長期で仕事を離れることには不安もありましたが、
完全に手放していったことで、しっかりリフレッシュができました。
快く送り出してくださった皆様、本当にありがとうございました。
今回の経験は、またノウハウとしてまとめて発信し、
長期でしっかり休む文化を日本でも広げていきたいと思います。
まずは旅の中で感じたこと、あったことをご紹介します。
●感動−印象に残ったこと
1.メソアメリカ文明の遺跡
マヤ・アステカに代表される、メキシコからパナマにかけて興った文明。
多数の都市文明が3000年近くにわたって興亡の歴史を繰り返していたことも、
この地域をメソアメリカということも、今回の旅で初めて知りました。
2.持続可能な社会主義を目指すキューバ
医療や教育、食料へのアクセス、男女の機会均等など、
先進国でもできていないSDGsの目標をすでに達成している国。
もちろん色々な課題はあるけれど、それはどこの国・地域でも同じ。
過去70年にわたり、海を挟んで隣にある大国の脅威に屈せず、
理想を現実にしようと試行錯誤を繰り返してきた歴史には畏敬の念を覚えます。
3.カリブ海周遊クルーズ
初めての船旅。今回乗ったのは8日間で4カ国を回る船。
朝起きたら違う国の景色と街並み。夜は静かな海上と華やかな船内。
陸から離れ、電波も届かない世界で過ごす時間はとても贅沢。
●発見−気付いたこと
1.文化が滅びることの重さ
謎多きメソアメリカ文明はわからないことだらけ。
最後の文明は1600年代まで存在していたにもかかわらず。
理由は、文化的なあらゆるものが侵略してきたスペイン人によって壊され燃やされたから。
ロマン、ミステリーと感じる裏側にある、征服の歴史。
カリブの島々も、先住民はとっくの昔に絶滅し、
代わりの労働力としてアフリカから連れてこられた奴隷の人々が
今いる人たちのルーツ。
これを自分の国に置き換えて考えてみたときの、その事の重さに愕然とする。
2.死と老いに前向きに向き合い、今を生きる
映画「リメンバー・ミー」でも描かれているメキシコの「死者の日」。
亡くなった親族を、愛情に溢れた世界に明るく迎え入れる日。
亡くなった人の写真が飾られた祭壇が
これでもかとばかりにあちこちに登場します。
「死」に対する捉え方の、日本との大きな違い。
旅行中にテレビでたまたま流れていたNHKの特集が
終の住み家や命の終わりとの向き合い方を取り上げた
「人生100年時代を生きる」。
そこでも語られていた、大きな問題とは、
今の日本人は、「死」を遠ざけてきて、向き合っていないこと。
「死」を前向きに受け入れながら、今を大切に生きていきたい。
人生の節目のタイミングに、改めて考えたこと。
3.休む事の大切さ
23日間の旅。これだけ長期で仕事を離れるのは初めて。
パソコンも持って行かず、インターネットはホテルでつながるのみ。
メールに数件返事をした以外は仕事のことは考えない。幸せな時間でした。
自分を一度空っぽにして、新しいエネルギーを貯めるスペースをつくる。
そんな感覚。
これまで積み重ねてきたことがあったからこそ実現できたことだけど、
これを自分だけの特別な経験とせず、みんなの日常にしていきたい。
●事件−焦ったこと
1.タクシー大捜索
旅行中に買ったお土産のほとんどを入れたバックを、
タクシーの中に置き忘れたことに気づく。
タクシーの無線で呼びかけても誰も聞いてなく、車の番号も控えていない。
幸いだったのは、小さな島で、タクシーが走る大通りは1つだったこと。
2時間近く粘って、一台一台タクシーの中を覗きこみ、やっと発見。
2.ネズミ講への勧誘
初めてのクルーズ。乗っているのは上品な人だけじゃない。
同じTシャツを着た集団に遭遇。
席が一緒になったので話してみると、同じ会社の人たち。
仕事の中身を聞いてみると、薬剤を人に紹介するだけで稼げるビジネス。
完全なネズミ講。。。どうやら成績優秀者へのご褒美旅行のよう。
メールを知り合いに送るだけでこんなに稼げるよ、
日本窓口にならないか、としきりに誘われる。
でも何もせずにお金をもらうなんて一番興味ないこと。
3.知られてない東京オリンピック・パラリンピック
「次の旅行先は日本」という3組と旅行中仲良くなった。
米国、カナダ、イタリアから来た人たち。
でも誰も、2020年に来たらオリンピック・パラリンピックだよ、
と言っても知らない。
日本で騒がれてるほど、世界は注目してない。
温度差を実感。
最後は番外編でしたが、旅の様子を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
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