ENW Lab. ENWラボ
責任の所属と裁量範囲の明確化
2011 / 8 / 3 | カテゴリー: 「個」がつながる組織経営 | 執筆者:EcoNetworks
「あれ、これ誰の担当だっけ」
「ちょっとPJリーダーの判断を仰ごう」
プロジェクトを進めていて、
進め方や判断に迷うことは多々あります。
オフィスにいると、PJリーダーの様子を伺って、
手が空いているときに「すみません・・・」とちょっと
席を立って聞きにいくことができます。
それぞれが今いるところで離れて働くチームの場合、
相手の様子を電話かメールで確認して、どこかで時間をもらって、
メールで事前に情報を共有して、考えていることを説明して、
判断を仰いで。。。
とすぐ近くにいる人に聞く場合と異なり、
物理的な距離もあるため、労力が必要で、
スピードも遅くなります。
そのため、いかに最初の段階で、
それぞれがどこまで裁量があるのかを
明確にすることが重要になってきます。
その範囲内のことはどんどん自分で進めて行き、
結果に対しても自分で責任を持つ。
「わからないことは聞く」。
これはもちろん大事なことなのですが、
どこまでを自分で進め、どこからを人に助言/判断をしてもらう、
という「線引きのセンス」ともいえる能力が必要になります。
チームがどれだけスムーズに動くかは、
チーム全体での役割分担の明確化と個々の判断・実行の質とスピードがカギになります。